格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN34:三賞発表/総評

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:タレック・サフィジーヌ vs. イム・ヒョンギュ
  • KO・オブ・ザ・ナイト:マックス・ホロウェイ
  • サブミッション・オブ・ザ・ナイト:ラッセル・ドーン

メインの死闘がファイト・オブ・ザ・ナイトに。しかし実力差は明らかだった。1Rは勢いで押していたヒョンギュだったが、それが止まった時点で勝負あり。もともと代役で回ってきたメイン・ランキング戦なので、見せ場を作っただけでお釣りが来るのかもしれないが、ローで足を壊された時点で止めるべきだった。
セミでは川尻が序盤テイクダウンに苦労しながらも、一度バックを奪ってからは逃さず一本勝ち。1R終盤のバックからのパウンドも効かせるものだったのが大きい。1年ぶりの試合だったせいで、序盤はガチガチだったとのことで、次回はもっといい動きができるだろうし、UFCキャリアがある選手との対戦になる次戦が本当の勝負になる。
菊野は相手が打撃を警戒しすぎたのか、下手なタックルからの引き込みに終始。今時UFCであんなに逃げる選手も珍しい。試合がエキサイティングにならなかったのが残念。次は手が合う選手との対戦を期待したいところ。
初顔が多かったが、正直玉石混交だった。ローカルイベントの選手を連れてくるにしても、もっと実績や実力がある選手はいるはず。もちろんオファーを断られたり、契約で呼べなかったり、呼ぶルートがないなどの理由があるのかもしれないが。その中でも日本人は対戦相手が全体的に厳しかった。トップ選手契約の川尻はともかく、ストラッサーも当初はヒョンギュとの試合。いきなりギョンホと当てられた清水もだが、まず初参戦同士で査定マッチを組んだ方が良かった。このマッチメークは日本人のレベルを評価されてのことなのかもしれないが、ハードルが高すぎた。
次のアジアシリーズはTUFチャイナフィナーレだが、中国版TUFもキャストの戦績から見てレベルが低そう。まだ種を撒き始めたばかりだから、徐々に改善はされていくと思うが。