格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN36:セミファイナル・ホナウド・ジャカレイ vs. フランシス・カーモン

ミドル級。
Strikeforce時代から通算して4試合連続1R勝利を継続中のジャカレイ。ランキングは3位で、上位のヴィトーは次期挑戦者に内定、アンデウソンが長期欠場中のため、次々期挑戦者に最も近い位置にいる。前回9月の対戦では岡見に付け入る隙を与えないままKOし、リリースに追い込んでいる。
相手のカーモンはUFC6戦無敗。前戦では腰の重いボクサーのフィリッポゥをテイクダウンで漬けきって判定勝ちしたグラップラーだが、組み技で上回るジャカレイ相手ではどうなるか。
バックキックを見せるジャカレイ。パンチをヒットさせて組み付くとバックに回った。四の字ロックでバックキープ。反転したいカーモンだがロックが固く体勢を変えられない。チョークを狙っていくジャカレイ。なんとかディフェンスした。ようやく反転したが残り10秒。ホーン。
1Rはジャカレイ。
2R。リーチに勝るカーモンが距離を取ってローを入れていくが、ジャカレイがパンチで出て組み付く。ケージで堪えたカーモン。ジャカレイは離れた。パンチで出てきたジャカレイ。ヒットするが効いていないという表情を見せるカーモン。ジャカレイのパンチをかわしてタックル。しかしテイクダウンは奪えず離れる。カーモンのパンチがヒット。ちょっとバランスを崩して膝をついたジャカレイだがすぐ立て直す。ジャカレイのタックル。しかしケージで耐えたカーモン。離れてカーモンの右がヒット。スタンドでカーモンが押し始めている。ジャカレイの右ハイは空振り。ジャブ連打をヒットさせるカーモン。手数で圧倒。ジャカレイ前には出て行っているが手数が足りない。ホーン。
2Rは手数の差でカーモン。インターバル中、カーモンをセコンドのGSPが激しく叱咤し、カーモンもシャウトして応える。
3R。前に出てパンチを打ち込むジャカレイ。ジャカレイパンチをかいくぐってタックル!テイクダウン成功。バックに回った。立とうとしたカーモンにチョーク。浅い。立とうとしているカーモンだがジャカレイチョークでグラウンドに引き込む。四の字でがっちりロック。残り2分。カーモン反転したいがロックが固くできない。ジャカレイがチョークを狙うが決まらず。気合を入れながらローリングしたカーもんだがジャカレイはバックに張り付き続ける。カーモン、バックを取られたまま殴るがまたチョーク。抜こうとしたがホーン。
勝利をアピールしたカーモンだが3Rはジャカレイ。
判定29-28×2、30-27でジャカレイ。
鉄壁のバックキープで勝利したジャカレイ。しかし打撃が向上したとはいえ、このレベルで打撃勝負ができるほどではなかった。テイクダウンにも苦労したが、一度テイクダウンしてからはキープして離さなかった。試合後のインタビューでタイトル戦をアピールしたが、エリートレスラーのワイドマン相手にバックが奪えるかどうか。