格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN36:メインイベント・LYOTO vs. ゲガール・ムサシ

ミドル級5R。

LYOTO新日本プロレス猪木祭り→ROMANEX(HERO'S)と日本格闘技界の裏街道を走った後にUFCと契約。無敗のままライトヘビー級王者を獲得した。

対するムサシはPRIDE(武士道)→DREAMと渡り歩き、DREAMミドル級・ライトヘビー級王座を獲得(ライトヘビー級王座は記録上は現在も保持)し、北米ではStrikeforceを選択。ライトヘビー級王座を獲得している。今回は2008年DREAMミドル級GP決勝でのジャカレイ戦以来のミドル級戦となる。

スリムに見えるLYOTO。ムサシもやや胸板が薄く見える。間合いを取りローを入れていくLYOTO。じわじわ出るムサシだがLYOTOが下がって距離をキープ。LYOTO左ミドル。ムサシがローを入れるとパンチを打ち込むLYOTO。飛び込んでパンチを打ち込むLYOTOだがムサシかわした。ムサシ手が出せない。ムサシが攻撃を入れられる距離にならないまま試合が進む。ムサシのパンチをかわしてLYOTOの左が顔面にヒット。その後も展開がかわらないまま1R終了。

1RLYOTO。ムサシは自分の距離で戦わせてもらえていない。

2R。前に出るフェイントを見せたLYOTO。1R同様距離をキープしている。ムサシはロー。LYOTOの左ハイがヒット!それをキャッチしたムサシはテイクダウンを狙うが凌いだLYOTO。ムサシが出て行く展開は変わらない。ムサシの右がヒット。組み付いていったLYOTOだが受け止めたムサシ。ホーン。

2RもLYOTO。1Rに比べるとムサシのパンチがヒットする場面もあるが、未だLYOTOペース。

3R。距離が心なしか縮まってきた。ムサシシングルに。そのまま組み付いて押し込むが、LYOTOは入れ替える。離れた。LYOTOの左が顔面を捕らえた!すぐ組み付きに行ったムサシを引き剥がしたLYOTO。バックキック。左ハイをヒットさせたがLYOTOちょっとバランスを崩してよろけた。LYOTOの手数が増えてきた。テンカオ。前に出ていくのは相変わらずムサシだが。前に出たムサシの左がヒット。LYOTO残り1分を切ってタックルに。ムサシはギロチンを狙ったが振りほどかれた。残り時間わずか。ホーン。

3RもLYOTOだと思うが、ムサシは手を変えてきていない。ポイント計算で自分が勝っていると思っているのだろうか。

4R。LYOTOの前蹴りにタックルを合わせテイクダウンしたムサシだが、LYOTOは押さえこませずすぐ立ち上がる。飛び込んでパンチを打ち込んだLYOTO。足を払ってテイクダウンした。ムサシのガード。片足を掬ってスイープ成功。LYOTOがガードを取る。LYOTOラバーガード!外した。しかしまた足が上がってきている。ムサシが立つとLYOTO亀に。バックを狙うムサシだが前に落とされる。片膝をついたLYOTOの顔面を蹴り上げてしまうムサシ。インターバルがとられ再開するが数秒でタイムアップ。

このラウンドもLYOTOか。

5R。前に出てパンチを打ち込んだLYOTOカポエイラのような蹴りも見せる。さらに間合いを詰めてテンカオ。LYOTO前に出て足払いでこかした。倒されたムサシは足を抱えて上を狙うがLYOTOが上をキープ。ムサシがフックガードからスイープを狙うが、すかしてバックマウントを奪うLYOTO。ムサシは前に落とそうとするが落ちない。残り1分。残り10秒でムサシが反転するがLYOTOは立ち上がるとガードのムサシに飛び込みパウンド。タイムアップ。

5RもLYOTOだが、単純なスタッツだと、このラウンドに限らずそれほど差がないしラウンドによってはムサシが勝ってるように見える。レフェリーがどう見るか。

50-45×2、49-46でLYOTO勝利。

自分のスタイルを進化させたLYOTOに対し、ムサシの無策が気になった。自分が勝っていたとも思ったわけではないなら、少なくとも2Rを取られた時点でもっとアグレッシブに攻め込むべきだった。LYOTOのペースにはまってしまった。