格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC170:第6試合・アレクシス・デイヴィス vs. ジェシカ・アイ

女子バンタム級
ランキング3位デイヴィス vs. 5位のアイ。昨年辺りから、UFCはメインと同じ階級の試合を複数組んで、急な欠場にも対応できるようにしているが、この試合もメインのどちらかが欠場した場合に備えて組まれたものだろう。しかし、トップランカー同士の対戦なのにプレリム扱い。
デイヴィスはStrikeforce→Invicta→UFCと女子MMAのトッププロモーションを渡り歩き、勝った相手はジュリー・ケッジー、アマンダ・ヌネス、赤野仁美、シェイナ・ベイズラー、リズ・カモーシェと有名選手が並ぶ。メジャーで唯一負けた相手はサラ・カフマン。ブラジリアン柔術の他に日本の古流柔術の黒帯も持っているグラップラー
デイヴィスを破っているカフマンを昨年10月のUFC166で破っているのがジェシカ・アイ。ただし、試合後にマリファナが検出され、UFC女子ファイターで初めてドラッグテスト陽性になってしまいノーコンテストとなった。UFCまではフライ級で戦ってきており、前回初めてバンタムに階級を上げたが、やはり体格差があった。しかし今回はそれほど体格差を感じない。しかし腹回りはちょっとゆるく感じる。
打撃から距離が縮まり四つに。押し込んだデイヴィス。クリンチアッパーを狙う。アイが首相撲を狙うと引き剥がして距離を取った。パンチを打ち込むデイヴィス。ヒット。また押し込む。膠着ブレイク。パンチを打っていくデイヴィスに対し、アイはまた首相撲。クリンチアッパーで対向するデイヴィスだがまた離れる。アイがクリンチアッパーから脇を差してダブルアンダーフック。テイクダウン狙いに。ケージまで移動して堪えるデイヴィスに膝を入れていく。引き剥がして離れるデイヴィス。残り30秒。デイヴィスがダブルレグでクリーンテイクダウン成功。しかし攻める時間がない。ハーフからパウンドを入れるがホーン。
1Rはデイヴィス。Sherdogでは打撃の優勢を取って三者アイに入れている。
2R。出て行くデイヴィス。アイの蹴りをキャッチしてテイクダウン成功。ハーフ。押さえ込み。上になっているが攻めがない。細かいパンチ。キムラやアメリカーナも狙うが形に入る前に外される。アイも下から逃げられないまま残り1分。動きがなくブーイングも飛ぶ。ようやくパウンドを入れるデイヴィス。ホーン。
2Rもデイヴィス。
3R。スタンドでパンチを打ち込むアイ。デイヴィスのタックルも切った。デイヴィスもパンチを返すがアイが優勢。組み付いたデイヴィスをパンチで引き剥がす。デイヴィスが攻められないまま時間が過ぎていく。手数でアイ優勢。ホーン。両者手を挙げる。
3Rは攻められなかったデイヴィスだが、ポイントリードしていると思ったからなのか、余力がなかったからなのか。
判定割れた。29-28、28-29、29-28のスプリットでデイヴィス勝利。会場からはブーイング。