格闘技徒然草

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★UFC170:第5試合・ハファエル・アスンサオ vs. ペドロ・ムニョス

バンタム級
ランキング3位アスンサオはフランシスコ・リベラと対戦予定だったが、リベラの負傷欠場により、RFAバンタム級王者のペドロ・ムニョスが初参戦で緊急出場。空手・ムエタイ仕込みの鋭い打撃と柔術を武器にMMA10戦全勝。UFC参戦が熱望されていた1人だが、こんな突然に、しかもいきなりランキング3位との対戦が組まれるとは思わなかった。
アスンサオも柔術黒帯でパンアメリカン王者。打撃は松涛館空手がベースと、共通点が多い者同士。バンタム級に転向してからは5連勝中で、タイトル挑戦も近い。
体の厚みではアスンサオが上回る。先に手を出していくアスンサオ。ムニョスも下がらない。手数でアスンサオが上回っているがムニョスも返していく。互角の打撃戦。前に出るムニョスにパンチ・膝を入れるアスンサオ。出て行く気持ちはあるムニョスだが間合いに入ったところにアスンサオがパンチや蹴りを入れるので手数の差がついてしまっている。ホーン。
1Rは手数でアスンサオ。
2R。とにかく先に手を出すアスンサオ。蹴りをキャッチして上になったアスンサオ。ムニョスは内回しヒールを仕掛けたが回転して脱出したアスンサオがパウンド連打!結構入ってる。足にしがみついて脱出したムニョス。スタンドへ。出て行くムニョス。スピニングバックキックをキャッチされまた下になるとアスンサオはパウンド。ガードを取るムニョスだがアスンサオのパウンド。立ち上がって強いパウンド。ホーン。
2Rもアスンサオ。差がついてきた。
3R。諦めずに出ていくムニョスに。アスンサオはミドルや前蹴り。突破口を見いだせない。手数の差が相当ついてる。アスンサオも淡々と手を出していくだけで倒そうという感じはしない。同じ展開が続いたまま、ラスト10秒でタックルからテイクダウンを奪ったアスンサオがパンチを打ち込み勝利を決定づけた。
三者ともフルマークでアスンサオ勝利。
完勝だったが、ムニョスも初参戦でランキング3位と対戦したということを考えれば健闘したといえる内容。
バンタム級の現在の連勝記録保持者として、1位王者バラォン(7連勝)、2位アスンサオ(6連勝)に続き、3位で水垣の4連勝が紹介される。