格闘技徒然草

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★UFN51:セミファイナル・グレイソン・チバウ vs. ピヨトル・ホールマン

ライト級。
UFC通算23戦目はフランク・ミア、ジョシュ・コスチェックと並んで最多タイとなるチバウ。ライト級での14勝も最多記録。しかしそれだけ勝ってもランキングに入れない。過去にはハファエル・ドス・アンジョスも破っているが、最近はランカーの壁が厚い。
ホールマンはポーランド人で海軍少尉という経歴を持つ。UFC戦績は2勝1敗で、2勝はいずれも一本勝ちでボーナスを獲得している極めの強いグラップラー。セミというのは大抜擢だがいきなりチバウはやや厳しいか。
チバウ序盤からラッシュ。左ミドルをヒットさせるとパンチ連打。さらにタックルに。テイクダウンできず離れた。ちょっと落ち着いたチバウ。その分ホールマンが攻勢。ミドルを打ち込む。チバウタックルでテイクダウンを奪うがすぐ立ったホールマン。離れてまた打撃戦。手数が減っているチバウ。ミドルにも威力がない。ホーン。
僅差だがテイクダウンした分チバウのラウンドか。
2R。チバウのバックブローがヒット。効いたのかホールマン後退。チバウがパンチのラッシュからタックルでテイクダウン。しかしすぐ立たれる。ケージ膠着でブレイク。チバウガス欠気味。パンチやミドルをヒットさせるが追撃がない。組み付いてテイクダウンを狙うが膠着。打撃戦に戻すとホールマンが前に出てチバウは下がる展開。ホールマン四つから押し込んでボディに膝。ホーン。
このラウンドも僅差だが…。やはりテイクダウンの分チバウで。
3R。ホールマン出てきたがチバウがカウンターの左をヒット。また出てきたところに今度はカウンターのタックルでテイクダウン。すぐにケージまで移動して立つホールマン。またケージ膠着。離れた。ホールマン首相撲から膝。凌ぐので精一杯のチバウ。膝で顔面をカットしたチバウ。攻防の途中なのにストップを掛けるマリオ・ヤマサキ。チバウの右目上のカットをドクターがチェック。再開。チバウテイクダウン。が、立たれる。またホールマン膝。チバウはのらりくらりと凌ぐ。タックルを潰したホールマン。チバウはタックルというより凌ぐためのクリンチか。タイムアップ。
このラウンドはホールマン。1,2Rはどちらもありえるが、それならホームのチバウだろう。
29-28、28-29、29-28のスプリットでチバウ勝利。アウェイのホールマンに入れるジャッジもいたか。