格闘技徒然草

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★TUF20フィナーレ:第4試合・ジョアン・カルダーウッド vs. ハム・ソヒ

女子ストロー級
事前ランク2位のカルダーウッド。TUFでは決勝進出したナマジュナスに敗れたが、MMA公式戦は8戦全勝。キックでも19勝2敗のレコードを残し数々のタイトルを獲得しているストライカー。
唯一のTUF外から参戦する女性ファイターとなるハム・ソヒ。もともとDEEPでMMAデビュー戦で王者の渡辺久江と当てられるという無茶振りからキャリアが始まっているハム・ソヒだが、その試合で判定勝ちするとコンスタントに試合をこなし、JEWELSではタイトルも獲得した。しかしタイトルを獲得したのは一つ下のアトム級。バックボーンのキックでの実績とフィジカルで負けているだけに厳しい戦いになる。
非TUFファイターのため、唯一TUFショーツではないハム・ソヒ。やはり体格差があるが、積極的に打撃を打ち込む。気後れなし。手数を出していくが、カルダーウッドのジャブをもらい首が後ろにのけぞる。サークリングしてボディストレートを入れるハム・ソヒ。カルダーウッドはバックスピンキックをボディに打ち込む。さらに回転ヒジ。しかしそれをかいくぐって組み付いたハム・ソヒ。ケージに押し込む。首相撲から膝を狙ったが、体格差があり引き剥がされると逆に押し込まれる。引き剥がした。残り40秒。ハム・ソヒが左をヒットさせるが、距離を詰めるとカルダーウッドが首相撲。ケージに押し込む。引き剥がした。また左をヒットさせるハム・ソヒ。ホーン。
1Rは有効打の差でカルダーウッド。
2R。カルダーウッドのジャブが入り顔が赤くなっているハム・ソヒ。カルダーウッドも口から出血。ハム・ソヒが飛び込んで左を打ち込む。カルダーウッド鼻血。前に詰めてくるカルダーウッドだがハム・ソヒはうまく回りながら打撃を打ち込んでいく。組み付いてきたカルダーウッド。受け止めたが背を向けてしまい、スタンドでバックに回られる。カルダーウッド後ろから膝。正対したハム・ソヒが腰に組み付いてテイクダウンを狙うが倒せない。離れた。前に出ていくハム・ソヒだがジャブをもらった。組み付かれて苦し紛れの首投げを狙ったが堪えられてバックを取られる。投げたカルダーウッド。チョークを狙ったところでホーン。
2Rもカルダーウッド。ハム・ソヒは後がない。
3R。打撃戦から四つになると体格差で組負けるハム・ソヒ。押し込まれてボディに膝を貰う。それでも手を出していくが、組まれると脇を差されて首を抱えてしまう。押し込まれ膝をもらう展開。押し込まれる時間が長い。カルダーウッド離れた。カルダーウッドのバックヒジから前蹴りを顔面に貰うハム・ソヒ。組まれるとまた首投げに。バックを取られて逆に投げられる。初めてグラウンドの展開。肩固めを狙うカルダーウッド。ディフェンスしているハム・ソヒだがカルダーウッドは外すとサイドからマウントに。バックマウント。パウンド連打。抜け出せない。ホーン。
最後のパウンドは残り時間が長かったら止められていたかも。
30-27×2、30-26の3-0でカルダーウッド勝利。
1Rはそれほど差がなかったが、2R以降体格差から組みでの振りが目立った。この階級ではやはり厳しいか。