格闘技徒然草

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★UFN58:第3試合・レアンドロ・イッサ vs. 佐々木憂流迦

バンタム級
佐々木憂流迦2戦目の相手はUFC1勝1敗のイッサ。キャリアはほぼ同じなのに、オッズが敵地ブラジルで大幅リードという高い評価を受けている。イッサの過去2戦はPXC出身のハワイアン・ラッセル・ドーンと中国人ファイターのトルスン。イッサ自身もシンガポールのイヴォルブに所属し、ONE FCを中心にキャリアを重ねてきたため、母国での試合キャリアは意外と少ない。
いきなり飛び込んで前蹴りを打ち込む佐々木。パンチを積極的に出していく。イッサもパンチを返す。イッサの大ぶりの右がヒット。ちょっと後退する佐々木。組み付いたイッサは四つからテイクダウンを狙うが、ケージを使って防ぐ佐々木。押し込んで足に膝を入れるイッサ。テイクダウン。佐々木はバタフライガード。下から両脇を差してクラッチしてる。ガードを外したイッサだが距離ができたところで立つ佐々木。すかさずまた組み付いたイッサを払い腰で投げる。いっきに胴をまたいでバックマウントを狙った佐々木だが、イッサ反転して上に。パスしてサイド。サイドからキムラを狙うイッサ。残り1分。キムラを外して鉄槌を落としたイッサ。押しこむ佐々木に肘。タックルの態勢で動かない佐々木。そのままホーン。
1Rはイッサ。内容では負けていないのだが要所でポイントを取られてる。大ぶりのパンチも普段はもらわないと思うのだが。
2R。イッサのパンチは重そうだが振りが大きい。パンチから四つに。佐々木は首投げを狙ったが、首を抜かれてスタンドでバックを取られる。ちょっと強引だった。テイクダウンされガードに。イッサパス。さすがにポジショニングは強い。サイドからマウントを狙うイッサに、下からダースに捕らえた佐々木。けっこうタイト。しかし外れた。マウントを取られる。バックマウント。パウンド。体を伸ばされる佐々木。亀になるが動けないパウンド。イッサフェイスロック。タップアウト。
アウェイでもオッズでは大幅リードしていた佐々木だが、完敗。あの大ぶりのパンチが見えないようだとUFCトップレベルでは厳しいと思うが、実力を出し切れなかったのだと思いたい。今回は初めての敵地で勝手が違ったのかもしれないが、それを差し引いても勝てるし勝たなければいけないレベルの相手だった。これがいい経験になったことは間違いないが、やっぱり海外の相手のホームでの試合はUFCデビュー前に経験しておいた方がいいと思った。