格闘技徒然草

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★UFN61:第8試合・ルスタン・ハビロフ vs. アドリアーノ・マルチンス

ライト級。
コンバットサンボ王者でUFCデビュー戦でジャーマンKO勝ちしてインパクトを残したハビロフ。3連勝し、初のメインで前王者のベンヘンと対戦したのが前回。中盤まで互角の攻防だったが、初めてとなる5R戦で百戦錬磨のベンヘンに後半圧倒され一本負け。ランキング14位。
元DREAMファイターのマルチンスはドナルド・セラーニにKO負けしたが前回は1RKO勝利。柔術家だが打撃が向上している。しかしベンヘン相手に途中まで互角だったハビロフ相手は厳しいか。
両者慎重でスタンドでの見合いが続く。牽制の打撃も少ない。マルチンス虚を突いてレッグダイブ!ハビロフきりけれずにテイクダウンを許す。バックチョークを狙ったが回転して仰向けになるハビロフ。ケージを使って立つと離れるマルチンス。残り30秒でハビロフタックル。しかし切られた。ホーン。
1Rはスタンドの打撃のヒット数がともに一桁。差がないだけに、ワンテイク取ったマルチンスのラウンドか。Sherdogのジャッジは2者イーブン、1者マルチンス。
2Rまたスタンドで見合い。1Rを落としたハビロフだが手を出さない。ブーイングが大きくなる。ハビロフがヒジをヒットさせる。やや手数を増やしてきたハビロフ。マルチンスのタックルを切った。優勢のまま2R終盤になり、距離を取って打ち合いを避けるハビロフ。勝ち逃げでラウンドを取りに来たか。しかしマルチンスのパンチを貰いバランスを崩す。ホーン。
最後のニアダウンはあったが、全体の手数をひっくり返すほどではないと見てハビロフのラウンド。
3R。打撃戦からマルチンスのタックルを切れずに下になったハビロフ。ハーフ。マルチンスマウントになるが、ハビロフハーフに戻す。シットガードから立ち上がってスタンドに。残り2分。攻めないといけないはずのハビロフだが手が出ない。パンチからタックルに入るが切られる。また見合い。マルチンスはサークリングして距離を取り逃げ切り態勢。時計を見るハビロフだが、残り時間を見ても手を出さない。スタミナ切れなのか。パンチで出た所でマルチンスがカウンターのタックルでテイクダウン奪取。ハビロフ蹴り離して立ったがタイムアップ。
地元選手優勢で試合を終えたが会場からはブーイング。
判定29-28、28-29、29-28のスプリットでマルチンス勝利。特にホームタウンデシジョンでもない内容。しかし地元選手勝利にもブーイングを送る観客。面白い試合になりそうなカードだっただけに、不満も大きいか。