格闘技徒然草

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★UFN64:第10試合・パウエル・パウラク vs. シェルドン・ウェストコット

ウェルター級。UFC0勝1敗同士がセミ前に登場。
地元ポーランドのパウラクはMMA10戦無敗の戦績で昨年6月にUFCデビューしたが、UFC0勝3敗のソボタにテイクダウンを簡単に奪われ判定負け。正直UFCレベルじゃなかったが、地元のリングでどれだけ力を出せるか。
ウェストコットは1年前のTUF Nationsミドル級ファイナリスト。TUF決勝では完敗だったが、もともとはウェルター級で、昨年8月のマカオ大会ではウェルター級に戻して出場予定だったが、直前に負傷欠場したため安西信昌が代役でUFCデビューしている。正直TUF決勝ではいいところがなく、まだUFCレベルでどれだけやれるかも不明。
すかさず組み付いたウェストコットテイクダウン。立ったパウエル。なおもダブルアンダーフックからテイクダウンを狙うウェストコット。スタンドでバックに回る。正対したがまだ両脇を差されているパウエル。かんぬきに捕らえてテイクダウンをこらえているパウエル。内股で投げて上に!亀になったウェストコットのバックを狙ったが立たれた。ダブルアンダーフックを離さずなおもテイクダウンを狙うウェストコット。押し込んで膝。今日はケージ際の攻防が多い…。残り1分。倒せないがテイクダウンを狙いつつ、細かい打撃を入れていくウェストコット。ホーン。
1Rは一度テイクダウンは取られたものの、終始主導権を握っていたウェストコット。
2R。打撃で攻め込むパウエル。バランスを崩したウェストコットに膝を打ち込むが、ウェストコットは組み付いてまた押し込み。完全に両脇を差されているパウエルだが、なんとか倒されないように凌いでいる。しかし印象は悪い。レフェリーようやくブレイク。すぐ組み付くウェストコット。簡単に脇を差されるパウエル。会場からはブーイング。またブレイク。打撃を入れるパウエル。ようやく会場沸く。タックルに来たウェストコットに膝。反則気味だがレフェリースルー。組み付いてくるウェストコットだがスタミナ切れなのか足元がおぼつかない。倒して上になったパウエル。亀から立ったウェストコットのバックにつくとまたテイクダウン。ヒジ。ホーン。
2Rは取り返したパウエルだが、ラウンド終了後座り込んでいる。こちらも疲れたか。リプレイが流れるが、やはりタックルに来たところでの膝は片足ついていた。レフェリーの見逃し。
2R。パウエルがパンチで攻め込み会場大盛り上がり。ウェストコットが組み付いて押し込むとブーイング。が、また簡単に脇を差されるパウエル。投げられてもすぐ立つが、脇を差されている。オーバーフックから内股で投げた。上に。ハーフ。パスしてサイド。上四方で押さえこんでパウンドを落とすパウエル。亀になったウェストコット。バックマウントを狙ったが、ウェストコット脱出。残り1分。また両脇を差したウェストコットがテイクダウンを狙う。14分間テイクダウンを取れなかったのに、この期に及んで仕掛けてどうなるものでもない気がするが。結局倒せずタイムアップ。
判定三者29-28でパウエル勝利。しかしあまり褒められる内容ではなかった。両脇を簡単に差されすぎ。