格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN69:第4試合・ニクラス・バクストロム vs. ノード・ラハト

フェザー級
スウェーデンのバクストロムは昨年5月のドイツ大会でデビュー。ブルドッグチョークで一本勝ちしたが、2戦目は地元スウェーデン大会でマイク・ウィルキンソンに1RKO負けでMMA初黒星を喫した。柔術サブミッションレスリングの他、ボクシングやキックのキャリアもある。185cmの長身。
AKA所属・イスラエル生まれのラハト。軍人の両親を持ち、5歳から始めた柔道ではオリンピックを目指していた。18歳からの兵役後、柔道に復帰するも柔道からは引退しMMAを始める。ブラジルで柔術を学び、2010年のムンジアルノーギ部門茶帯で優勝。現在は黒帯に昇格している。AKA所属。UFC1勝1敗。昨年7月のUFC初勝利後のインタビューでは、イスラエルの情勢悪化にともない、本国に帰って平和のために尽くすとインタビューで答えていた。
フィニッシュが続いているが、3時間で7試合なのでいつもより時間がなく、休憩なしで続行。
長身のバクストロムが飛び膝。それをキャッチしてテイクダウンしたラハトだが、すかさずガードを取るバクストロム。ラハトはアミールに捕らえたが外したバクストロムが長い足を巻きつけてラバー。下からそのままゴゴプラッタ!オモプラッタに切り替えてスイープ!ラハトのガードに。バックに回ったバクストロム。長い足で四の字ロック。チョーク狙い。防いだラハトだがピンチは続く。またチョーク。引き手を引っ張り外したラハト。残り30秒。マウントに移行したバクストロム。亀になったラハトに裏十字。グリップを切りにかかるがホーン。
1Rは寝技が冴えまくったバクストロム。長い手足を有効に使っている。
2R。プレッシャーを掛けていくバクストロムだが、前に出たところでラハトのパンチをもらう。そのまま首相撲に捕らえたバクストロムは膝。しかし引き剥がしたラハト。バクストロム飛び膝だが不発。パンチで出るラハト。バクストロムレッグダイブに。切られた。立ったところに膝を入れるラハト。ラハト左ミドル。リーチではバクストロムが上回るが離れての打撃ではラハトか。首相撲に捕まえたバクストロムだが、ラハトは大外刈りテイクダウンを狙う。倒せないが離れた。ラハトのパンチが入る。バクストロム劣勢。シングルレッグに入った。テイクダウンしたが下になってしまう。ラハトマウント!ハイマウントから肘。腕十字!しかしポイントがずれて極まらず。起き上がったラハトはまた上になりパスガード。マウント。シザースでハーフにして足関を狙ったバクストロムだがラハト脱出。下から来い来いとアピールするバクストロムの足を蹴るラハト。ガードに入ってパウンドを落としたところでホーン。
2Rはラハトがスタンドの打撃で形勢逆転。
3R。パンチで出るラハト。アゴにヒット。バクストロム組み付いたがラハト引き剥がす。スタンドでは距離を詰めて首相撲を狙うバクストロム。そこからタックルに入る。尻餅をつかせた。寝かせたがそのまま後転してラハトマウント。すぐにシザースで脱出したバクストロム。立ったが組み付いてそのままバックに回りテイクダウン。しかし両足がフックしておらず、ラハト足関狙い。そこから上を取るが、バクストロムが蹴り離してまたタックルへ。残り1分。ここまでは僅差。下にしたバクストロムだが押さえこんでるだけ。足を差し込んでバックマウントになるが残り10秒。チョークを狙うがホーン。
最後は時間がなかったしパウンドで印象を稼いだほうが良かったのでは。上になっても押さえこんでいただけなので分からない。印象的な打撃はラハトだったが、ジャッジがどちらを取るか。
28-28、29-28×2の2-0でラハト勝利。ドローにしたジャッジはラハトの2Rに2ポイント差をつけたのかかもしれない。