格闘技徒然草

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★UFN85:第1試合・アラン・パトリック vs. ダミアン・ブラウン

ライト級。
ブラジルのパトリックはカポエイラがバックボーンで、トリッキーな蹴り技が得意。ただし、出すのが得意というだけで、それで有効な攻撃は特に与えていない。前座戦線で2勝1敗。パトリックはチャド・ラプリスと対戦予定だったが、ラプリスが欠場したトゥルジーロの代わりに第2試合でロス・ピアソンと対戦することになったため、初参戦の地元選手・ダミアン・ブラウンとの対戦に。
ブラウンはファイトパスでも中継されているオーストラリアのMMAプロモーション・BRACEでライト級4人トーナメントを制し王者になった。王座を獲得した試合はファイトパスで見られるが、相手がまだプロ4戦目ということもありレベルが不明。LegendFC時代には粕谷祐介や安藤晃司に一本負けしているし、ローカルのみで15勝8敗という戦績は正直微妙。
パトリックがパンチからタックルに。ギロチンを合わせようとしたブラウンだがテイクダウンされる。ハーフからパウンド。立ち上がったブラウンだがそこに今度はパトリックがギロチン。後方回転して上になって絞める。外れたがパトリックが上をキープ。ハーフからパンチで削る。また立ったところでパトリックがギロチンで引き込むが、今度はサイドに回られ外された。ブラウンパウンド・肘。パトリックはハーフから潜って立つ。ブラウンがタックルでテイクダウン。パトリック立って脱出。打撃戦。パトリックのパンチが入る。スタンドでバックに回ったパトリックがテイクダウンするが、ブラウンはキムラを狙う。腕を引き抜いて外したパトリックが上に。ハーフからパウンド。ブラウンがシングルレッグで上を取り返そうとしたところでホーン。
1Rはパトリック。両者アグレッシブ。会場も早朝だというのに第1試合から盛り上がっている。
パトリックがパンチから組み付くと外掛けテイクダウン。またハーフ。パンチで削っていくパトリック。ブラウンは下から肘を入れるがリカバリー出来ないまま時間が過ぎる。フルガードに戻したブラウンだが、パトリックのパウンドをもらい続ける。残り1分。パスを狙いながら肘・パンチを落とすパトリック。ブラウンは下からキムラ狙い。しかし外された。ホーン。
2Rもパトリック。ブラウンはスタミナがかなりしんどそう。これではまた下になった時に返す力はないかもしれない。
3R。ブラウンが放ったハイキックに合わせて早速テイクダウンしたパトリック。サイド。亀になったブラウンのバックを狙うが、ブラウン仰向けになる。パトリックハーフから肩固め。今度は亀になって外す。ばっくまうんqを狙われるとまた仰向けに。パトリックがサイド奪取。ブラウンまた亀に。後ろから殴るパトリック。立とうとするが立てないブラウン。残り80秒でようやく立った。離れて打撃戦。ブラウンが打撃で攻めるがパトリックは距離を取り逃げ切り態勢。追いかけるブラウンだがパトリックのタックルで倒されてしまい万事休す。固め続けてタイムアップ。
勝利アピールをするパトリックに会場からはブーイング。
30-27×2、30-26の3-0でパトリック勝利。1Rはレベルはともかく両者攻防があって面白かったが、2R以降はテイクダウンでパトリックが固める展開になり、リカバリーできないブラウンが攻められ続けて一方的な展開になってしまった。