格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC202:ボーナス発表/総評

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:コナー・マクレガー vs. ネイト・ディアス
  • パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:アンソニー・ジョンソン、ドナルド・セラーニ

メインはマクレガーが薄氷の勝利でリベンジに成功。しかし敗れてなおネイトの評価は下らない内容で、もう一回組まれたとしてもネイト勝利予想にすると思う。マクレガーは対策を練ってきただけあって序盤の戦い方はパーフェクトだったが、やはりネイトの意識を飛ばすまでは行かず。今回は攻撃のダメージよりスタミナ切れのように見えた。体格的に大きい相手だから体力の消耗も大きかったのだろう。やはりウェルターは適正でないことがはっきりした。
判定は48-47×3、47-47というのはだいたいの人の総意で文句がないスコアだが、それでも強いイメージを残したのはネイト。ただ判定では明らかに負けていたわけだし、逃げる相手に対し挑発するだけで逃げを許してしまうあたりが王者になれない一因という気がした。
両者とも3回目の対戦には前向きだったが、これ以上ノンタイトル戦で戦う意味は無い。やるならマクレガーがタイトルを返上した上で本格的にライト級に転向し、ネイトの位置までランキングを上げてからにしてほしい。
セミはAJが秒殺KO勝利。テイシェイラは14年前のデビュー戦以来のKO負け。これでAJのタイトル挑戦は確実に。前回の対戦からまだ1年3ヶ月しかたっていないものの、AJのタイトル奪取が期待できる内容だった。
セラーニはランキング一桁のストーリーに完勝。正直、セラーニのベストはライト級で、ウェルターだとランク外の選手に勝ててもランカー相手には厳しいと思っていた。特にフィジカルではストーリーが上だと思っていたので、セラーニの負けを予想していたが、いい意味で裏切られた。このままウェルター級上位と戦っても面白いが、ライト級に戻せば即タイトル戦線に入れるので、もう一度ライト級で勝負して欲しい。
水垣は何もできない完敗。不利とわかっていても打撃勝負するしかなかったか。リリースはされないかもしれないが、もう上位では通用しないことがはっきりしただけに、今後のモチベーションも心配。