格闘技徒然草

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★UFN95:セミファイナル・ヘナン・バラォン vs. フィリップ・ノヴァー

フェザー級

減量苦でバンタムからフェザーに上げたバラォンだが、初戦のジェレミー・スティーブンス戦でまさかの判定負けでつまづき。倒せるだけの打撃もなく、テイクダウンもディフェンスされるという展開で、すっかり並の選手になってしまった。

相手は去年のフィリピン大会でUFC復帰したノヴァー。地元でナム・ウィチョルに微妙すぎる判定勝ちをしたが、12月にはツフゴフに判定負け。正直前座レベルの選手であり、このレベルの相手に勝つのは当然。圧勝が義務付けられる。

バラォン飛び込んで3連打を打ち込む。ノヴァーも打撃戦を受けて立つ。また飛び込んでワンツーを放ったバラォンだがバランスを崩した。バラォン強烈な左。ノヴァーも左を当てる。バラォン重い右ロー。出てきたノヴァーに左アッパー。ホーン。

1Rバラォン。優勢だが様子を見ている時間も長い。実力差のある相手に慎重。

2R。バラォン出て3連打。飛び膝から右を打ち込みヒット。バラォンも様子見が多いがノヴァーはそれ以上に手数が少ない。ジャブを打ち込むがバラォンは上体を振ってかわす。前に出て左ボディからコンボを打ち込むバラォン。クリンチしてパンチを入れるがノヴァーに打ち返され離れる。残り15秒で胴タックルに入ったバラォン。あっさりテイクダウンしたがホーン。

2RバラォンだがKOする気配がない。

3R。ノヴァー今更ながら出てきた。バラォンワンツー。ノヴァーの左ミドルに右ストレートを合わせる。バラォン組みつくとダブルアンダーフックから大内テイクダウン。倒した。ケージで立とうとするノヴァーを、両足を畳んで立たせないようにする。しかし立ったノヴァー。バラォン、ちょっとパンチの威力が落ちてる。ヒットしているがノヴァー下がらず打ち返す。バラォンまたタックル。引き剥がすノヴァー。右ミドルを入れる。パンチを打ち込むとバラォンクリンチ。ヒジを入れて引き剥がしたノヴァー。バラォンは無理する必要がないとは言え、3R後半に来てノヴァーが攻勢。パンチを打ち込むとバラォンは首相撲で凌ぐ。スーパーマンパンチにタックルを合わせたバラォン。テイクダウン狙い。残りわずかで倒したバラォンだがホーン。

29-28×2、30-27の3-0でバラォン勝利。しかし完全復活には程遠い内容。3R落としているし、終盤失速するのは前回と同じ。