格闘技徒然草

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★UFN105:第4試合・カーラ・エスパルザ vs. ランダ・マルコス

女子ストロー級エスパルザはランキング3位。マルコスはランク外。
TUF20で優勝し初代女子ストロー級王者となったエスパルザだが、負傷で試合間隔が開き、負傷が治っても試合が組まれなかったために、生活苦でTUFの賞品であるハーレーを売りに出し話題になった。昨年・一昨年と1試合しかできず、今回も10か月ぶりの試合。大学時代はレスリングでオールアメリカンとなり、その後トーランスのグレイシー柔術アカデミーに通って紫帯を取得しているグラップラー
レスリング出身で柔術紫帯なのはマルコスも同じ。イラク生まれだが、湾岸戦争の最中に家族でカナダに移住した。UFC戦績は2勝3敗。TUFではエスパルザと同じチーム・ペティス所属だったが、両者はTUF中にトレーニング方法を巡ってもめごとを起こしていた。
赤コスチュームで髪も赤く染めたマルコスだがコーナーは青。逆に赤コーナーのエスパルザはコスチュームが青。低い構えのマルコス。両者間合いに入らず見合いが続く。マルコスはタックルとパンチのフェイント。エスパルザも時々飛び込んでパンチを入れるだけ。それにしてもマルコス何もしない。逆にエスパルザがタックルに。テイクダウン。ノースサウスで押さえ込んだ。マルコス下から足を絡めて横三角狙い。パウンドを打ち込むと仰向けになりリバース・クルスフィックスに。外せないエスパルザに鉄槌連打。残りわずかでエスパルザ外して上になると逆にパウンド連打。ホーン。
1Rマルコス。
2R。構えを変えないマルコス。エスパルザがパンチを入れていく。打たれるマルコスだが打ち返した。しかし先手を取るのはエスパルザ。マルコスは打撃がやりたいのか組みがやりたいのか見えない。低い構えはタックル警戒か?ようやく前に出てパンチを打ち込んだマルコスだがまた距離を取る。エスパルザタックル。シングルレッグでテイクダウン。サイドについた。ニーオンから肩固め。逆サイドに回って絞めに行くがちょっと隙間がある。それでも外せないマルコス。そのままホーン。
2Rエスパルザ。
3R。マルコス少し手を出してきた。バックブロー。エスパルザまたシングルレッグに入るがこれはマルコスが切った。しかしまた低い構えのまま様子見になるマルコス。エスパルザが出てくるとパンチを打ち返す。エスパルザのタックルを切るとパンチを打ち込んだマルコス。しかしエスパルザまたタックルで倒した。ケージで立つマルコスだがエスパルザ立ち際に膝を顔面に打ち込む。立ち際微妙だったがマットに片手だけついていた(スタンド状態)か?レフェリースルー。エスパルザさらにタックルからバックを狙おうとするが引き剥がした。残りわずか。エスパルザシングルレッグ。テイクダウン成功。上を取るがすぐにタイムアップ。
3Rが判断分かれそう。
膝のリプレイが流れるが、マルコスは手ではなく片膝をマットについた状態。レフェリーは見逃したがこれは反則。
29-28エスパルザ、29-28マルコス、29-28マルコス。スプリットでマルコス勝利。
3R微妙だったがマルコスか。エスパルザ呆然。しかしあの膝は反則だったし、仕方ない。
メディアスコアはエスパルザ支持が多い。
http://mmadecisions.com/decision/7796/Randa-Markos-vs-Carla-Esparza
勝ったマルコスだが、テイクダウン警戒ばかりでずっと受け身。体格も大きいし打撃で打ち負けてなかったし、もうちょっと手を出してほしかった。