メインはグスタフソンが終始圧倒して完勝。距離を詰められると背中を向けて走って逃げるのはちょっと印象が悪かったが、攻撃ではボクシングが進化していた。次期タイトルマッチの勝者がどちらになっても王座奪取の期待感は十分。
逆にテイシェイラは年下相手に差を見せつけられて、今後続けてもタイトル獲得までたどり着けるかは微妙に。心が折れても仕方のない完敗だった。
セミでは同じライトヘビーのオズデミアがまさかの秒殺KO勝ち。しかしあまりにも短時間で決まってしまったので、かえって実力がわからない内容だった。怪我がなければグスタフソンが次期挑戦者になるだろうが、オズデミアはもうちょっと様子を見たい。
これまで全試合1RKOで勝ってきたラザクは初の判定でMMA初黒星。今回で底が見えたが、年齢の割にまだMMAキャリアが浅いので伸びしろはありそう。UFCで戦いながら成長していけるかどうかだが。