格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN111:第8試合・五味隆典 vs. ジョン・タック

ライト級。
ランカークラスに3連続1RKO負け中の五味。特に最近2戦はテイクダウンされバックを許すと何もできない負け。今回の相手タックは最近4戦で1勝3敗。これで勝てなければ、さすがにUFCに居場所はない。もっとも、それでも日本大会で使われるという可能性はあるが。
タックはグァム出身。シンガポールは日本からよりはやや遠いが、同じ熱帯気候に属しており、環境の変化という面ではタックの方が少ない。
いつもの低い構えの五味はジャブで距離を測る。タックは蹴りを入れる。五味のパンチとタックの前蹴りが相打ちになったが、ボディにもらった五味が効いた素振りを見せる。タックそれを見て出た。距離を詰めてパンチを打ち込み出ると、タックルに入ろうとした五味を潰した。座った体勢の五味のバックに回りパウンド。五味立ち上がって距離を取ろうとするが、タック逃さずバックを取った。そのまま引き込みバックマウント。チョークへ。喉元に入って五味タップ。
打撃で効かされて一本取られて負け。ボディにもらってすぐ弱気を表情に出してしまった。効いたにしても、それを見せてしまっているようでは、その時点で心が折れたと言われてもしょうがない。リリース以前に現役として続ける気持ちがあるかどうか。
タック「五味と戦えて光栄だった。彼はレジェンドで、自分がトレーニングを始めた時から憧れていた選手。彼のエネルギーをもらって、グァムに持ち帰りたい。前蹴りはレバーに入った感じがしたので自分を信じて攻めた。五味戦は夢だった。夢を叶えたいという思いでここまで来た。まだ彼ほどのところまでは行ってないが、今はとても嬉しい気分だ」