メインはRDAがジャッジ全員がフルマークをつける内容で完勝。序盤こそ圧力負けする展開もあったが、首相撲で凌ぎ、ローを効かせて、最終的にはライト級時代のような圧力をかける展開に持ち込んだ。足を痛めたローラーにテイクダウンを狙うなど、攻めも多彩だった。これでタイトル挑戦の可能性が高くなったRDA。ウッドリーとの相性で言えば、スタンド勝負できるのでマイアのようにはならないだろうし、寝技の強さもあるのでウッドリー自らテイクダウンに来ることも無さそう。今回のような削り合いの勝負でどちらが上回れるかになる。
セミでは体重オーバーしたエメットがランキング3位のラマスにKO勝ちしてしまった。ラマスは本来アルドと対戦予定だったのが、ランク外のエメットへの変更を受け入れ、さらに体重オーバーも受け入れた結果がこれ。泣くに泣けない。
セミ前はペリーが勢いで持っていくかと思ったが、ポンジニッビオが強豪と打ち合ってきたキャリアの差を見せて勝利。試合後に要求していた暫定王座戦はないだろうが、次々期挑戦者として上位ランカーとの対戦が見たい。ペリーは穴があると思われたグラップラーではなく自分の庭の打撃で負けてしまったのが残念。