格闘技徒然草

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UFC234:第8試合・モンタナ・デ・ラ・ロサ vs. ナディア・カセム

女子フライ級。デ・ラ・ロサはランキング15位。

UFC史上初の夫婦UFCファイターであるデ・ラ・ロサ。23歳で、夫のマークとの間には娘が1人いる。TUF26女子フライ級王者決定トーナメントでは優勝したニコ・モンターニョに敗退したが、UFCではデビュー以来2試合連続一本勝ち。高校レスリングではオールアメリカンを獲得している。

セムも23歳。今大会、メインにはニュージーランド出身のウィテカーが出るが、オーストラリア人としてはカセムが最後。元キックボクサーで、ローカルでは全試合1分半でKOしてUFCと契約した。2017年6月にUFCデビュー予定だったが負傷欠場し、11月にスライド。ローカル時代は打撃だけで勝ってきていたが、UFCデビュー戦のJJ・アルドリッチ戦では下から関節技の仕掛けを見せている。しかし結果は判定。勝ったが体重オーバーもしてしまい、今回からは階級を上げている。

パンチ連打で出ていくデ・ラ・ロサ。そのままケージまで追い詰めるとテイクダウン。ハーフ。パウンドを打ち込む。ガードに戻そうとするカセムだが戻させない。肘を入れる。ガードに戻した。しかしすぐまたハーフにしてパウンドを入れていくデ・ラ・ロサ。またガードに戻すカセム。しかしすぐガードを割られる。完パス。残りわずかで腕十字に。しかし極まらずホーン。

1Rデ・ラ・ロサ

2R。パンチで出たカセムだがカウンターを打ち込んだデ・ラ・ロサがそのまま組んでテイクダウン。サイドに。カセムの腕を足で固定して肘。マウント!日沖三角。そのまま肘で削る。腕十字へ。体をまたいでディフェンスするカセム。しかし三角クラッチがはずれない。また腕十字。カセムタップしてフィニッシュ。

ストロー級では体重オーバーしフライ級が適正と思われたカセムだが、フライ級ではフィジカル負け。