格闘技徒然草

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UFC on ESPN+5:第2試合・モリー・マッキャン vs. プリシラ・カショエイラ

女子フライ級。

地元イギリスのマッキャン。昨年5月にUFCデビューしたが、計量で1ポンドオーバーした上に、グラウンドに持ち込まれるとさっぱりで2Rチョークにより一本負け。ボクシングではアマチュアでイギリス王者になっているとのことだが、初戦を見る限り寝技の穴が大きすぎる。

カショエイラはMMA8戦全勝でUFCと契約すると、昨年2月に地元ブラジルの試合でいきなりバンタム級1位のヴァレンチーナ・シェフチェンコセミで対戦したが、寝ても立っても一方的で何もできずに一本負け。ニックネームはゾンビガール。

ともにUFC初戦は一方的に攻められ敗れてからの再起戦。

前に出てパンチを振り回していくカショエイラ。下がるマッキャン。逃げながらのタックルは切られたが、そこでパンチを打ち返した。両者パンチを振り回して打ち合い。頭を振ってパンチを打ち込むマッキャンに対し、カショエイラはヘッドムーブがほとんどない。その分パンチをもらっているものの、どんどん距離を詰めてパンチを出していくのでマッキャンやや逃げ腰。タックルに入ったマッキャン。ここまで切られていたが今度はテイクダウン成功。バックに回ろうとする。バックを取り切れないが下から肩固め。決まらないが返そうとするカショエイラに今度は下から腕十字!スパイダーウェブに捕らえてクラッチを切ったが、カショエイラ足でまたいでギリギリ凌いだ。マッキャンマウントになりパウンド・肘。ホーン。

1Rマッキャン。初戦のジリアン・ロバートソン戦ではグラウンドでいいところなしだったが、カショエイラ相手には通用している。

2R。下がらないカショエイラだが頭を動かしていないため被弾も多い。マッキャン下がりながらもバックブロー、ワンツーをヒットさせる。マッキャンのタックルは止められる。カショエイラがパンチを打ち込むがマッキャンかわす。そこからのタックルは簡単に止められたが、またワンツーがヒット。パンチを撃たれるが前に出ていくカショエイラ。しかしさすがに動きが落ちて生きている。カショエイラのタックルは正直すぎて切られる。マッキャンはフットワークを使って距離を取る。カショエイラどんどん出ていく。相変わらずパンチを貰うが自らも手を出していく。ホーン。

2Rマッキャン。

3R。カショエイラのローをキャッチして倒したマッキャン。ギロチンを狙ったが立たれた。どんどん出ていくカショエイラ。マッキャンタックル。切られた。カショエイラが距離を詰めてくるためやりにくそうなマッキャン。カショエイラテンカオ。マッキャンのパンチをもらっているが前に出る。しかし疲れがある。パンチをもらったのか左目が腫れて潰れているマッキャン。カショエイラが下がるマッキャンを追いかけてパンチを入れていく。マッキャン、このラウンドは時折カウンターを入れているものの、逃げ切りに入っている。残り1分を切ってマッキャンにドクターチェック。左目の視界は全く無いように見えるがドクター続行。カショエイラが首相撲に行ったところで髪を掴んでしまいレフェリーの注意を受ける。カショエイラどんどん前に出て追いかけるが、もはや走って逃げるマッキャン。最後は中指を立てて逃走。タイムアップ。

三者29-28でマッキャン勝利。

初戦はいいところがなかったが、今回はレベルが噛み合っていたのか打撃も寝技もよかった。しかし左目の腫れがひどく、残り時間があれば止められてもおかしくなかった。ずっと下がり気味だったせいかタックルもいまいち。

カショエイラは打たれても出続けるあたりはゾンビガールのニックネーム通りだったが、まず被弾が多すぎた。ダメージはなくてもあれでは判定で勝てない。