バンタム転向後6勝1敗で、元王者のディラショーにしか敗れていないリネカー。今回で3戦連続ノーランカーとの対戦で、ランキングも勝っているにもかかわらず5位から8位まで降下している。
サンドヘイゲン戦は1月に組まれていたが、試合10日前にリネカーが負傷欠場。サンドヘイゲンは直前の代役でUFCデビュー戦のバウティスタに腕十字で一本勝ち。キックで世界タイトルを持っている打撃でUFCデビューから2連勝していたが、グラップリングの技術もあるところを見せた。
長身のサンドヘイゲン。間合いを詰めてパンチを入れていく。リネカーもワンツーを返す。サンドヘイゲンカーフキック。飛び膝!下がるリネカーを追いかけてパンチを打っていく。リネカーも左右のフックを振り回す。間合いを詰めるサンドヘイゲンにフックを引っ掛けようとするリネカーだが空振り。サンドヘイゲンまた飛び膝。リネカー、リーチの差もあって振り回すフックがヒットしない。サンドヘイゲンはセンチャイキック。左ミドル。距離を詰めるサンドヘイゲンにリネカーが右フック。サンドヘイゲンはアッパーから左ミドル。打撃戦のまま1R終了。
1Rサンドヘイゲン。
2R。自ら間合いを詰めるリネカー。サンドヘイゲンは遠い間合いから蹴り、ジャブを入れる。じわじわプレスするリネカー。右ミドル。さらに飛び膝に来たサンドヘイゲンに右ボディ。サンドヘイゲン、意表をついたタックル。ケージに押し込んだ。ボディロックしテイクダウンパウンド。立ち際に膝を入れた。リネカー飛び込んだがこちらもタックル。バックに回るとテイクダウン。足を絡めないままフェイスロックをかけたが、スピンして外したサンドヘイゲンが立って離れる。リーチ差を活かしてジャブを入れていくサンドヘイゲン。リネカーが出ると下がって距離を取り打ち終わりにパンチを合わせていく。ホーン。
2Rもサンドヘイゲン。
3R。リネカー前に出てきた。パンチを振り回す。しかし間合いが遠くヒットせず。ジャブをもらう。サンドヘイゲンがステップインして肘。出てくるリネカーに膝。リネカーがパンチ連打で出るが距離を取るサンドヘイゲン。飛び膝。リネカーまたパンチ連打で出る。サンドヘイゲンタックルで凌ぐとリネカー引き込んでギロチン!が、入っていないか。タイムアップ。
29-28サンドヘイゲン、29-28リネカー、29-28サンドヘイゲン。スプリットでサンドヘイゲン勝利。
会場は大ブーイング。
メディアスコアも割れている。判断が分かれたのは1Rか。
Cory Sandhagen def. John Lineker :: UFC on ESPN+ 8 :: MMA Decisions