格闘技徒然草

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UFC on ESPN+32:第1試合・アーウィン・リベラ vs. アリ・アルカイシ

バンタム級

5月にUFCデビューしたリベラ。マイク・デイヴィスの欠場で、大会2日前に出場が決まり、階級上のフェザー級での試合となった。当時は全米で無観客でもイベントが行われていなかった頃で、明らかに絞れていない状態だったリベラは、キック世界王者のギガ・チカゼ相手にまったくいいところを見せられなかった。今回が真価を問われる試合。

アルケイシは29歳でMMA8勝3敗。中東・ヨルダン出身の最初のUFCファイター。主にアブダビでキャリアを積んでいたので、ファイトアイランドでの試合でも良かったところだが、現在は10thプラネット・ラスベガスの所属で、今回も地元での試合と言える。MMAの前にキックや散打のキャリアがあり、散打では世界王者になっているとのことだが、どの大会でのことなのか不明。

リベラがパンチで飛び込むと四つに組んでテイクダウン。リベラがマウントを狙ったところでガードに戻したアルケイシ。腕十字を仕掛けるとリベラは腕を引き抜いて立ってスタンドに戻る。アルケイシ右ハイ。リベラのミドルをキャッチしてテイクダウンを狙うとリベラはギロチンに抱える。しかしテイクダウンされ外れた。ハーフで押さえ込むアルケイシ。がぶりからタックルに入り立つリベラ。立ち際に膝を入れるアルケイシ。スタンドで打撃戦からアルケイシが組んでまたテイクダウン成功。ホーン。

1Rアルケイシ。

2R。打撃を入れていくアルケイシ。飛び込んでの右がヒット。もう一発。リベラはジャブを付きながらじわじわ出る。アルケイシまた飛び込むが左を合わせたリベラ。アルケイシシングルレッグ。尻もちをつかせたが、リベラ寝かされずにパウンドを入れると立つ。スタンド。残り1分。リベラ飛び蹴り。ジャブで出るとアルケイシが右をあわせる。アルケイシの右にタックルを合わせたリベラ。倒せないが押し込んで打撃を入れる。残りわずかで蟹挟みを見せたリベラ。ホーン。

2Rはほぼ五分。

3R。打撃からタックルに入り倒したアルケイシだが、リベラすぐに立ってスタンドへ。ワンツーを入れるアルケイシ。四つになると膝を入れるリベラだがローブローに。再開。リベラがプレスしていくと、タックルに入ろうとするアルケイシにカウンターでパンチを打ち込む。今度はリベラがタックルへ。テイクダウン。ケージを使って立ったアルケイシ。残りわずか。アルケイシ組んで押し込む。タイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでリベラ勝利。

アルケイシの方が打撃とテイクダウンを使い分けて総合的に戦ってはいたが、内容は僅差だったのでどちらの勝ちになってもおかしくなかった。

メディアのジャッジも割れているが、若干リベラ支持が多い。

http://mmadecisions.com/decision/11198/Irwin-Rivera-vs-Ali-Al-Qaisi