格闘技徒然草

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UFC on ESPN+35:第10試合・ロクサン・モダフェリ vs. アンドレア・リー

女子フライ級。ロクサン8位、リー9位。

初代女子フライ級王座決定戦に出場したロクサンだが、ここまで3勝4敗と負け越し。うち2敗は相手の体重オーバーがあった。前回のローレン・マーフィー戦は体重オーバーはなかったが、バンタム級から落としてきたマーフィーのフィジカルに圧される展開が続き、得意のグラウンドにも持ち込めず判定負けで完敗。MMA41戦・24勝・17敗はいずれも現UFC契約女子選手で最多。

UFCデビューから3連勝していたリーだが、ジョアン・カルダーウッドとローレン・マーフィーに連続スプリット判定負け。しかし前回のマーフィー戦は僅差だったものの、メディアのジャッジでは全員がリーを支持する内容だった。極真黒帯・柔術茶帯。単純にローレン・マーフィー戦で比較すればリー有利となることもあり、オッズは大差でリーが優勢。

蹴りをキャッチしてテイクダウンしたロクサン。上になろうとしたがリーに立たれる。ステップしつつジャブを入れていくロクサン。リーはロー。組み付いていくロクサンだがリーが首投げでテイクダウン。ロクサンはハーフガード。脇を差して立つとボディロック。テイクダウン狙い。倒した。ハーフ。押さえ込んでパウンド。亀になったリー。パウンドを打ち込むロクサンだが、リーは亀ガードからスイープ。逆にバックに回ったが残り20秒。ロクサン立って正対。ホーン。

1R微妙。上になっていた時間の長さではロクサンだが、強い打撃はなかった。

2R。パンチで出ていくロクサン。リーがワンツーからミドルを入れる。手数を出していくロクサンだが、一発の威力はリー。首相撲で振り回して倒そうとしたリーだがロクサンこらえた。また首相撲から投げたリー。ロクサンすぐ立つ。リーのバックブローがヒット。パンチで出るリー。ロクサンも打ち返すが押されている。残り1分。手は止めないロクサン。残り30秒で蹴りをキャッチしてテイクダウン。しかしそこから攻める時間がなくホーン。

2Rリー。

3R。パンチを打ち込んでいくロクサン。ひたすら手数を出していく。しかしスタンドではやはりリーが優勢。ヒットに差はないが印象が違う。四つに組んだロクサンがボディロックし足をかけてテイクダウン。ハーフ。リー立ったがすぐにまたボディロックからテイクダウン。ハーフで完全に寝かせた。押さえ込んでパウンドを入れるが強打とまでは行かない。残りわずかでリーが返したところでタイムアップ。

判定三者29-28でロクサン勝利。

テイクダウンしてもそこからの攻めまで行けなかったのでどう評価されるか心配だったが、ジャッジ三者ともロクサンを支持した。