格闘技徒然草

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UFC on ESPN+37:第8試合・ユーセフ・ザラル vs. イリア・トプリア

フェザー級

ロッコ生まれで15歳でアメリカに移住したザラル。今年2月にUFCデビューしたばかりだが、6月・8月にも勝利しており早くも4戦目。しかし、ローカル時代の勝利はすべてフィニッシュしてのもの(2KO・5一本勝ち)だったにも関わらず、UFCでは3試合すべて判定勝ち。フェザー級で191cmのリーチを持つ。

当初はUFC1勝2敗のチェ・スンウと対戦予定だったが、月初にスンウの欠場がアナウンスされ、トプリアがUFC初参戦。ドイツ生まれ・スペイン在住で両親はジョージア人。まだ23歳でMMA8戦全勝。ケージウォーリァーズバンタム級王座を獲得したことがあるが、その後はフェザー級に戻している。柔術黒帯で、前戦がKO勝ちだった以外はすべて絞め(RNC、三角、ギロチン)による一本勝ちで、1試合を除き1Rでフィニッシュしている。

間合いを詰めていくトプリア。ザラルはサークリング。右を打ち込んでいくトプリア。左ボディから右フック。ザラルは左ハイ。左ミドル。トプリアタックルに。ケージに押し込んだ。フロントスープレックスで投げてテイクダウン。再度からマウントへ。バックから得意のギロチンに移行。アナコンダ狙い。ギロチン!アナコンダに移行。ザラル逃れた。立って離れたが残り15秒。トプリアがパンチで出てタックルに入るがホーン。

1Rトプリア。

2R。ザラルがシングルレッグ。ダブルレッグに移行。押し込んでテイクダウンを狙うがこらえるトプリア。ブラウン肘を入れるがレフェリーに後頭部と注意される。引き剥がしたトプリア。ザラルの膝に左ボディを合わせるトプリア。どんどん間合いを詰めていく。ザラルが片足になった瞬間にタックルに入りテイクダウン。ザラルの三角をサバイいてパス。ハーフにして上からギロチン。放した。しかしまたギロチン。ノーアーム。決まらず。しかしバックマウントに。回転して逃れてバックを取り返したザラル。立ったトプリアの背中に乗ろうとするが下に落ちた。トプリアパウンド。足関を仕掛けようとしたザラルだがホーン。

2Rトプリア。

3R。ザラルの膝にカウンターのタックルでテイクダウンしたトプリア。ザラル下からキムラ。カウンターの腕十字を狙うトプリアだが、ザラルが亀に。トプリアがバックに周りチョーク。しかし足が一本しか入っておらず下に落とされる。立った。トプリアタックル。今度はザラルがギロチン。外れた。三角を狙うが足を潰してハーフにするトプリア。マウント三角を狙ったトプリア。股下から逃げられたがバックに移行しバックマウント。チョーク。しかし脚のロックを外されて下に。立ったトプリア。スタンドに。両者疲れている。残り1分版で打撃で出るザラルだが、トプリアがカウンターのタックルでバックに回る。正対しこらえるザラル。離れてまた出ていくザラルだが、トプリアまたタックルで倒す。タイムアップ。

三者29-28でトプリア勝利。

緊急でのUFCデビュー戦で3連勝中のザラルを破ったトプリア。一本は取れなかったが、寝技の強さを見せた。