格闘技徒然草

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UFC on ESPN20:第4試合・フランシスコ・フィゲイレード vs. ジェローム・リベラ

フライ級。

王者デーブソンの2歳年下の弟フランシスコのUFCデビュー戦。マネージャーであるヴァリッジ・イズマイウが運営するジャングルファイトでキャリアを積み、ローカルの戦績は11勝3敗1分け1ノーコンテスト。敗れた相手は元UFCのジョン・リネカー、元Bellatorのルイス・ノゲイラと、もう1人のエドゥアウド・ソウザには、前戦のジャングルファイトバンタム級タイトルマッチで再戦してドローとなっている。果たして兄の威光による契約なのか、実力か。

リベラは9月に欠場選手の代役としてUFCデビューしたが、タイソン・ナムに2Rダウンを奪われてからのパウンドでKO負け。前回は直前だったため階級上のバンタムだったが、今回は本来のフライ級での試合。

蹴りから組み付いたリベラだが、フィゲイレードが組み止めるとケージに押し込む。離れた。パンチ、ローで出ていくフィゲイレード。また組んだ。四つから足をかけてテイクダウンしたフィゲイレード。サイドからガードに戻したリベラ。インサイドからパウンド。立ち上がり強い鉄槌を落とすが、リベラが足で阻むとデラヒーバ。離れたフィゲイレード。リベラ立つ。スタンドで再び四つに組んだフィゲイレード。リベラが大内刈りでテイクダウンを狙うがこらえるフィゲイレード。離れる。組みに来たリベラをテイクダウンしたフィゲイレードだが、リベラはそのままタックルに入り立つ。ケージでこらえるフィゲイレード。ホーン。

1Rはテイクダウンして上になった分、フィゲイレードのラウンド。

2R。蹴りを入れていくリベラだが、フィゲイレードがタックルからテイクダウン。ガードを取るリベラ。下から肘。フィゲイレードは密着したまま細かい打撃を入れるが、やや動きが少ない。体を起こして強いパウンドを一発落としたフィゲイレード。そのままハーフにするとボディに膝。ガードに戻して下から四の字ロックするリベラ。攻めあぐねたフィゲイレードが立ってスタンドに。また四つに組んだフィゲイレード。クラッチしてテイクダウンを狙うが、リベラがケージに押し込むと膝を打ち込む。離れた。フィゲイレード右ボディ。残り1分。リベラのハイを距離を取ってかわす。出てきたところにカウンターの左。フィゲイレード、打撃はヒットしているが単発。リベラが出てくるとまた四つに組んでテイクダウン狙い。ホーン。

2Rもややフィゲイレード。

3R。四つに組んだフィゲイレードが足をかけてテイクダウン成功。ハーフ。リベラがケージを使って立つと、立ち際に肘を打ち込む。リベラが打撃で出ていくとまた組み止めたフィゲイレード。ケージに押し込む。入れ替えたリベラがタックルへ。こらえるフィゲイレードだがスタンドでバックに回ったリベラ。バックから顔面に膝。フィゲイレード正対。離れた。ワンツーを入れるフィゲイレードだが、リベラが打撃を打ち込んでいく。やや劣勢になったフィゲイレード。クリンチして凌ぐ。リベラはどんどんアグレッシブに打撃で出ていく。押し気味。組んで強引に首投げを狙ったが投げられず。しかしパンチを打ち込んでいくリベラ。フィゲイレードが四つからテイクダウンしたところでタイムアップ。

判定三者29-28でフィゲイレード。

3Rは落としたフィゲイレードだが、1,2Rを取って逃げ切り。勝ってUFCレベルであることは証明したが、0勝1敗のリベラ相手に互角の内容では、トップクラスの実力がないことも明らかになってしまった。