格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

PFL2022#03:メインイベント・ケイ・ハリソン vs. マリーナ・モフナトキナ

女子ライト級。

この階級最強のハリソンだが、この階級を主戦場している選手がほぼいないというのも事実。PFLとの契約切れにより、フェザー級に落としてUFCやBellator参戦も期待されたが、結局PFLと再契約している。

相手のモフナトキナはサンボで2011~13、2016~18年の世界王者。FNGではバンタム級王座に挑戦。Bellatorに参戦し階級をフェザー級に変えたが1勝1敗。PFLではさらに1階級上げての登場。

足払いからパンチを入れたハリソン。モフナトキナ下がり気味でケージ際まで後退。タックルに入ったハリソン。スタンドバック。モフナトキナ前転してガードを取り三角を狙うが、上体を起こして対処しているハリソン。強烈なパウンドを入れる。モフナトキナ立った。スタンドバックに。正対したモフナトキナだがまたスタンドバックに回ったハリソン。ケージでこらえるモフナトキナ。押し込んでパンチを入れるハリソン。モフナトキナ前転して膝十字へ。しかし膝を抜かれた。バックに回るハリソン。バックマウント完成。残り1分。前に落とそうとするモフナトキナだが、ハリソン足のロックを外した。立ったモフナトキナ。出ていかないハリソン。オーバーハンドの左を入れた。ホーン。

1Rハリソン。フィニッシュできる手応えがあるなら6ポイントを狙って攻めるという選択肢もあったはずだが、無理に仕掛けようとはしなかった。

2R。パンチからタックルに入るハリソン。ケージでこらえるモフナトキナ。ボディロック。膝を入れるとスタンドバックに回るハリソン。テイクダウン。バックマウントを狙ったが、モフナトキナが立ち上がると無理せず降りる。なおもボディロックからテイクダウン狙い。ケージで耐えるモフナトキナに膝を入れると強引に投げた。モフナトキナすぐに前転して足関狙い。膝を抜いて上になったハリソンがパウンド。ガードで凌ぐモフナトキナ。ハリソンパス。サイドから腕十字狙い。亀になるモフナトキナだが今度はバックに回ったハリソン。しかし残り30秒。立ったモフナトキナ。ホーン。

2Rハリソン。まったく危なげはないが、強引にフィニッシュを狙う動きもない。

3R。モフナトキナが出るとハリソンカウンターのタックル。バックに回られたところでまたビクトル投げからの足関を狙おうとしたが、もう読んでいて対処しているハリソン。バックからパウンド。立ったモフナトキナにボディロックしてテイクダウン狙い。押し込みながらパンチを入れる。投げを狙うモフナトキナだがハリソン動じない。残り1分で自ら離れたハリソン。ハリソン出ない。牽制の打撃程度。判定では負けが確定しているモフナトキナも出ない。タイムアップ。

ジャッジ三者フルマークでハリソンが勝利。

危なげなくデビュー以来の無敗を継続したが、パチェコ以外には初めての判定勝ち。モフナトキナがそこまで強かったようにも思えず。