格闘技徒然草

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UFC on ESPN37:第7試合・ジャスミン・ジャスダビシアス vs. ナタリア・シウバ

女子フライ級。

カナダのジャスダビシアスは昨年のコンテンダーシリーズで勝利し今年1月にUFCデビュー。22歳でジン・ユ・フレイにも勝っているケイ・ハンセンと対戦し、170cmの長身・長いリーチを活かした打撃で攻め、ハンセンのテイクダウンも切って判定勝ちしている。バックボーンはレスリングでカナダ2位。柔術茶帯MMAプロデビューは29歳と遅く、現在33歳で7勝1敗。

25歳のナタリアはUFCデビュー戦。ここまで12勝5敗1分けで、ジャングルファイト女子フライ級王者。昨年1月にUFCデビュー予定だったが負傷欠場したため、実に2年半ぶりの復帰戦となる。バックボーンは柔術・テコンドー。12勝のうち7つが一本勝ちで、うち6試合が腕十字での勝利。

蹴りを入れていくナタリア。ジャスタビシアスはジャブを狙っていくがまだ距離が遠い。パンチを打ち込むナタリア。ぐらついたジャスタビシアスだが組み付いてボディロック。テイクダウン狙い。ケージでこらえるナタリア。差し返して逆に大内テイクダウンを狙った。ジャスタビシアスが離れ際に肘。ナタリア打撃を入れていく。パンチ、左ハイ。顔面を捕らえている。鋭い打撃がヒット。詰めていくジャスタビシアス。左右にステップしてパンチをヒットさせるナタリア。リーチに勝るジャスタビシアスだが打ち負けている。タックルで飛び込んだ。ボディロック。テイクダウンを狙うが、ナタリア差し返して入れ替えた。さらに入れ替えたジャスタビシアスだがテイクダウンは奪えずホーン。

1Rナタリア。

2R。詰めていくジャスタビシアスだがナタリアのパンチを貰っている。スピードについていけないジャスタビシアス。パンチをもらいながらもタックルに入った。ケージに押し込みボディロック。テイクダウンを狙うがこらえたナタリアが内股で投げた。起き上がってまたタックルに入るジャスタビシアスだが倒せず。引き剥がしたナタリア。ワンツーがヒット。距離を取りロー、ミドルを入れるナタリア。ジャスタビシアスのパンチは余裕を持ってかわす。ジャスタビシアスタックルへ。しかし腰が強いナタリア。こらえた。さらに投げてテイクダウンすると肘連打。もらっているジャスタビシアス。立ったが間合いを詰めるところでナタリアの打撃をもらっている。ワンツーをもらったところでホーン。

2Rナタリア。

3R。距離を取りロー、サイドキックを入れていくナタリア。詰めるジャスタビシアスだが、先にナタリアの打撃をもらってしまう。ワンツーをヒットさせたナタリア。ジャスタビシアスタックル。ナタリアケージでこらえるが余裕を持って切った。引き剥がしてジャブがヒット。サイドステップ。ジャスタビシアスの攻撃はほぼヒットしていない。流しているナタリアだが、ダッシュして組み付いたジャスタビシアス。シングルレッグ。倒せる気配がない。引き剥がされた。ジャスタビシアス飛び膝を放ったが受け止めたナタリアが引き剥がしパンチを打ち込む。ジャンピング鉄槌を放ったジャスタビシアスだがタイムアップ。

30-26、30-27×2の3-0でナタリア・シウバがUFCデビュー戦勝利。

ヒット数・クリーンヒット数で3倍以上の大差、レスラーのジャスタビシアスのタックルはすべて切って、逆に投げてテイクダウンも取るパーフェクトゲーム。欲を言えば3Rはフィニッシュを狙いに行って欲しかったが。

ジャスタビシアスはスピードに翻弄され何もできず。