格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN+66:第1試合・クラウディオ・シウバ vs. ニコラス・ダルビー

ウェルター級。

イギリス在住ブラジル人のクラウディオ。UFCデビューから5連勝(途中、3年半の欠場期間あり)していたが、そこからジェームス・クラウスとコート・マッギーに2連敗中。3月のロンドン大会ではグンナー・ネルソン戦が組まれていたが欠場。代役でUFCと再契約した佐藤天がネルソンと対戦し、判定負けした。2007年、25歳の時にイギリスに移住し、そこでプロMMAでデビュー。UFCと契約してから8年になるが、欠場期間が長いため、まだ8戦目。今回も1年4ヶ月ぶりの試合。39歳。

ダルビーは2019年の地元デンマーク大会でUFCと再契約してから2勝1敗1NC。こちらも1年以上のブランク明け。いじめっ子から身を守るために始めた芦原空手がバックボーン。37歳。

シウバ、腹回りがだぶついていて年齢を感じさせる。シングルレッグ。片足でこらえるダルビー。思いっきり振り回してテイクダウン。レッグドラッグからマウントへ。肩固めを狙いに行く。ブリッジで返そうとするダルビーだがバランスが良く返させない。シウバのマウントキープが続く。しかし体を起こした瞬間に返そうとしたダルビー。返せないがハーフに。ケージに上半身を預けて体を起こしたダルビーだが、また寝かされる。残り1分。シウバの押さえ込みで時間が過ぎる。ホーン。

1Rシウバ。しかし会場は容赦ないブーイング。

2R。パンチで出るシウバだがダルビーのカーフキックで体がよじれる。が、タックル。簡単にテイクダウン。会場ブーイング。ダルビー背中を向けて立とうとして会場が沸くが、シウバは足をフックし四の字バックで仰向けに。チョークを狙う。ダルビー反転に成功し上に。また大歓声。パウンド。立ち上がったシウバだがダルビーのパンチをもらう。タックルに行くが切られて膝。パンチで攻めるダルビーに会場大歓声。シウバなんとか組み付こうとするが、組み付けず殴られる。ダルビーの右ハイがヒット。さらにパンチを貰う。ケージに押し込み膝を打ち込むダルビー。会場オーイオーイの大合唱。放してまた殴るダルビー。シウバ消耗している。タックルも切られた。なんとかクリンチしてケージに押し込むが即ブーイング。入れ替えて殴ったダルビー。ホーン。

2Rダルビー。シウバがテイクダウンするとブーイングが飛んでいたのは、詰まらないからではなくダルビー応援だから?ブラジル人でも20年近くロンドン在住のシウバはホームではないのか。

3R。組み付いたシウバだがダルビーがこらえると下になってしまう。シウバのガード。ダルビーインサイドから肘。消耗しているシウバ、下からの仕掛けも読もれていて肘をもらう。膝を入れて距離を作ると、ダルビーは立ってスタンドへ。元気いっぱいのダルビー。シウバは動きが遅い。見るからに疲れている。左をもらったシウバ。が、シウバシングルレッグでテイクダウン成功。会場ブーイング。ダルビーオモプラッタ。こらえているシウバだが残り1分を切っている。オモプラッタが外れたが残り20秒。ハーフに。パウンドを入れるシウバだが立たれた。タイムアップ。

29-28×2、29-27の3-0でダルビー勝利。

1Rはグラウンドで圧倒したシウバだが、すぐスタミナ切れしてあとは一方的。5連勝の後3連敗。年齢的に上積みは難しいか。