格闘技徒然草

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UFC282:第1試合・キャメロン・サーイマン vs. スティーブン・コスロウ

バンタム級

南アフリカのサーイマンは8月のコンテンダーシリーズで勝利してUFCとの契約を決めた。バックボーンはキックで、南アフリカでキックのタイトルを取り、MMAイベントEFCでもバンタム級王者になっている。キャリア6戦全勝でまだ21歳。コンテンダーシリーズでは3RにパンチでKO勝ちした。

コスロウは試合1週間前に欠場選手の代役としてUFCと契約を果たした。サーイマンと同じく6戦全勝で、全試合1R一本勝ちしている25歳。ただし、これまでの相手は全員勝率5割以下。父を殴るために9歳で空手を始め、15歳からMMAに転向。父親は保釈保証業者からの逃亡者を捕まえる賞金稼ぎで生計を立てていたとのこと。

じわじわ出るコスロウ。サーイマンは距離を取り警戒している。左のパンチで飛び込んだサーイマンだが、コスロウがカウンターのタックルに入りテイクダウン。ハーフ。上半身を固めたコスロウだが、サーイマンラバーガードで三角を狙う。コスロウ外して逆のハーフからマウント。しかしさー今んがブリッジ返しで上を取り返した。今度はコスロウがラバーガードから四角クラッチ。腕を入れた変形三角を狙うが、密着して防いだサーイマン。肘を入れたサーイマンだが、また四角クラッチ。腕十字を狙うが腕を抜かれた。足関を狙おうと起き上がったコスロウの首を抱えたサーイマン。ギロチンの体勢からバックに回りバックマウント。尻を浮かせて前に落とそうとしているコスロウ。前に落ちたサーイマン。ニーオンからパウンドを入れてマウントに。しかしサーイマン返した。ホーン。

1Rコスロウ。

2R。コスロウタックル。ケージに押し込みダブルレッグを狙う。足を開いてディフェンスしていたサーイマンだがテイクダウン。サーイマンが起き上がろうとしたところにギロチン。引き込んで絞めるが浅い。放してまたタックルへ。ケージでこらえるサーイマンだが、またダブルレッグでテイクダウン。立ち上がろうとするサーイマンのバックに付くが、サーイマン前転してスクランブル。上を取り返したサーイマンがパウンドを打ち込む。もらっているコスロウ。バックについたサーイマン。バックマウント。長期戦がない&緊急出場のコスロウがガス欠気味。バックマウントで体を伸ばした。パウンドを入れるサーイマンだが、コスロウは前に落とした。スタンドに。コスロウすぐタックルに行くが、両膝を着いたコスロウの顔面に膝。レフェリースルー。うずくまって亀になるコスロウを見てサーイマンが攻めていいのか躊躇していると、ようやくレフェリーが試合を中断。インターバルが取られる。サーイマンに減点1で再開。コスロウ動きが鈍いが、ダメージというよりスタミナ切れか。足をキャッチしてタックルに入るが、がぶって膝を入れるサーイマン。ホーン。

2Rサーイマンだが減点があり9-9。3R10-9でもドローで、判定での勝ちは難しい状態。

3R。コスロウタックル。テイクダウンしたが、雑にバックにつこうとして、足のフックがなく前に落とされた。足をキャッチして足関を狙ったが潰されて下に。ハーフから亀になったコスロウ。今度はサーイマンがバックマウント。尻を浮かせて落とそうとするコスロウだが落ちない。しかしタックルに入ったコスロウ。倒して上を取った。ハーフに。が、サーイマンがスイープして上に。パウンドを入れるとコスロウ背中を向ける。ハーフバックからパウンド。力がないコスロウ。パウンドを打たれて亀になるがグロッキー状態。残り1分半。肘・パウンドを入れるサーイマン。コスロウ立ったがパンチ・首相撲から膝。コスロウサンドバック状態。レフェリー遅めのストップ。

仮に止めなくても、3R10-8でサーイマンが勝っていたか。

明らかな反則膝はいただけなかったが、サーイマンが無敗をキープしUFC初勝利。ちょっとテイクダウンを取らせすぎていた。

コスロウはおそらく準備不足でのスタミナ切れ。全試合フィニッシュ勝利していたが、グラウンドの攻めは雑で、UFCクラスだと厳しそう。