格闘技徒然草

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UFC on ESPN+79:第1試合・カールストン・ハリス vs. ジャレッド・グッデン

ウェルター級だったがグッデンが6ポンドオーバーし、177ポンド契約に。

アフリカ・ガイアナ出身のハリス。マーシオ・クロマドの弟子でルタ・リーブリ黒帯の35歳。UFC契約前のBRAVE CFでは、現在ONEライト級3位でONEでは青木を秒殺KOしたチーム・ヌルマゴメドフのサイード・イザガクマエフからアナコンダチョークでタップアウト勝利。UFCデビュー戦も得意のアナコンダで一本勝ちしたが、前戦は現ランキング6位のシャフカト・ラフモノフとの対戦で、バックスピンキックをもらってダウンし、パウンドで顎を打たれて失神KO負け。

本来はハビブのいとこ・アブバカル・ヌルマゴメドフが出場予定だったが、3日前に欠場。代わって、2021年にUFCを1勝3敗でリリースされていたグッデンと緊急再契約。が、グッデンはUFCリリース後はミドル級でも戦っていただけに、3日での減量には無理があり、大幅オーバーに。UFCではリリース前最後の試合でも体重オーバーした。リリース前には、今回出場予定だったアブバカル・ヌルマゴメドフとも対戦し、押さえ込みで判定負けしている。リリース後の戦績は4勝1敗、1敗の相手は同じUFCリリース組のインパ・カサンガナイ。まだ29歳。

カーフを入れたグッデン。お互い強いパンチを振る。クリンチしていくハリスだが、グッデンが引き剥がした。右を当てたハリス。お互いジャブを突く。右を突いて出るハリス。もらっているグッデンだがガードは下げたままで危なっかしい。ハリスのワンツーがヒット。お互いパンチが荒い。ハリスタックルに入るが止めたグッデン。膝を入れて離れたハリス。右フックを入れたハリスだが、強打ばかりでやや疲れが見える。カーフをもらい足が流れた。右の大振りは空振り。ハリス首相撲から右の肘を入れる。グッデンパンチで出るが、右の強打がヒット。残りわずかでケージに押し込んだハリス。パンチ連打を入れた。ホーン。

1Rハリス。

2R。ハリスいきなりタックルに入るがまた止められる。そのままケージに押し込むハリスだがグッデンボディに膝。ハリス四つでクラッチするとテイクダウン狙い。ダブルレッグに切り替えた。テイクダウン。ハーフにして押さえ込んだまま殴るハリス。グッデン下で押さえ込まれたまま、特に動きなし。下からボディを殴っているが効果的ではない。ようやくハーフから脇を差してスイープ狙いに。体を起こしたが、ハリスが首を抱えると自ら下になるグッデン。今度はサイドになっている。残り30秒。押さえ込んだまま肘を入れるハリス。マウントに移行した瞬間にホーン。

2Rハリス。

3R。グッデン打撃で出てきた。ハリスタックル。切ったが、前傾になったところで首を抱えてガブッたハリス。亀になったグッデンのバックに回った。仰向けにすると両足フックしてバックマウント。肩固めを狙いつつマウントに。顔面に肘を入れるハリス。ケージ際まで移動してバックを取らせて立ったグッデン。ハリスダブルレッグ。テイクダウン。またバックを取らせて立った。しかしハリスが打撃で出てケージを背負わせたところでタックル。テイクダウン。ケージ際で座った体勢のグッデンの上から覆い被さる。立ち上がったグッデンだがすぐにタックル。こらえるグッデンにシングルレッグ。逃れようとするが、ハリス追いかけてテイクダウン。ハーフで押さえ込んで肘を入れるハリス。タイムアップ。

三者フルマークでハリス勝利。

序盤はタックルを切られ、打撃の攻防ではやや苦戦していたハリスだったが、2R以降ケージに押し込んでからのレベルチェンジでテイクダウンを奪えるようになってからはイージーファイトに。

グッデンは緊急出場でスタミナ切れが早かったのも敗因か。後半は簡単に倒され、下になってからも動きがなかった。