格闘技徒然草

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UFC on ESPN45:メインイベント・ソン・ヤドン vs. リッキー・シモン

バンタム級5分5R。ヤドン8位、シモン10位。

ヤドンUFCデビューから5勝0敗1分けの後、カイラー・フィリップスにテイクダウンから押さえ込まれてUFC初黒星。そこから再び3連勝(2KO)し、元WSOF王者のマルロン・モラエスにもKO勝ちした(モラエスが3連続KO負けしていて落ち目だったこともあるが)。初の上位ランカーとの対戦となるコーリー・サンドヘイゲン戦が組まれたが、序盤は打ち合えたものの、次第に一方的な展開となり、4R終了後にカットもあり目が見えなくなってTKO負け。25歳。

シモンはヤドンと同じくUFC8勝2敗。デビューから3連勝の後、ユライア・フェイバーとロブ・フォントに敗れたが、そこから5連勝中。レスリング・柔術がバックボーンで、テイクダウン数はメラブ・ドバリシビリに続く2位。前戦はイギリスの無敗・UFC5連勝中のジャック・ショアからパンチでダウンを奪い、最後は肩固めで一本勝ち。今回が初メインとなる。30歳。

お互い離れた間合い。打撃がギリギリ届かない距離で牽制。1分経過。両者間合いに入らない。ローを入れたシモン。タックルに入るが間合いが遠く余裕を持って切るヤドン。膝を入れた。まだ両者間合いに入らない。ヤドン詰めていくが、シモンが出ると下がって距離をキープ。右を打ち込んだヤドンだが、シモンそれに合わせて組み付いた。が、ヤドン差し返してケージに押し込む。入れ替えるシモンだが、ヤドン振りほどいて離れた。シモンロー。じわじわと出ていくヤドン。残り1分。またワンツーで飛び込んだヤドンだが、シモンかいくぐった。しかし組ませないヤドン。詰めていくヤドンだがシモンワンツー。ヤドンローから右。蹴りは空振り。ホーン。

1Rはヒット数でシモン。

2R。ヤドンまた出て行くがシモンのジャブがヒット。ヤドン踏み込んで左右のパンチを打ち込む。もらってケージ際で尻もちをついたシモン!しかしすぐ立ってタックル。組んでテイクダウン。寝かせた。が、ヤドンすぐにケージを使って立って離れた。ヤドン出る。右オーバーハンド。ジャブ。またワンツーを入れたヤドン。シモンケージ際をサークリングする。ヤドン前蹴り。シモンジャブを返す。左を当てたヤドン。ワンツー。シモンもパンチで出た。が、プレスされケージを背負う。サイドステップで逃れるシモン。が、また出てきたヤドン。シモンの飛び込んでのパンチはブロック。またケージを背負う。サークリングするシモンに左ボディを入れた。飛び込むヤドンだがシモンカウンターのタックル。テイクダウン。残り10秒しかないのでパウンドを入れるが、ヤドン下から打ち返す。上下でパンチの打ち合い。立ったヤドン。ホーン。

ダウン前にバッティングがあった模様。しかしそれがなくてもヤドンのラウンド。

3R。シモンタックル。倒したがヤドンすぐに立った。離れる。ヤドン踏み込んで左ボディを放ったが低い。ローブローでタイムストップ。再開。詰めていくヤドン。シモン後退。ヤドンスピンキックは空振り。カーフキックを入れた。右を入れたヤドン。左を入れたヤドン。飛び込んでワンツー。ケージを背負ったシモンだがサークリングで脱出。シモンパンチで飛び込む。ヤドンの前蹴りからワンツーをバックステップでかわした。ヤドンもぐってワンツー。シモン詰めてきたが、ヤドンのスピンキックからバックブローを下がってかわす。ホーン。

3Rヤドン。シモンそろそろペースを変えないといけない。

4R。飛び膝を放つシモンだがヒットせず。ヤドンがボディからアッパー。出てくるシモンに右フックを合わせる。シモンタックル。切った。しかしまたタックル。また切るがケージまで下がり後ろがないヤドン。またまたタックルに入るシモン。しかしこれも切った。離れる。ヤドンワンツー。左ボディ。カーフ。ワンツースリーを入れたヤドン。詰めてきたシモンにパンチを入れた。カーフ。ヤドンのミドル。シモンつかもうとしたがつかめず。残り1分。シモン出て左を入れた。また左を出すがヤドン右フックをクロスカウンターで入れる。残りわずかで前に出てきたシモンにカウンターのジャブ!顔面にもらってシモンダウン!すぐに上になるヤドンだがホーン。

4Rヤドン。シモンもはや打つ手なしか。

5R。出るシモンに右フックのカウンター。もらって後退するシモン。シモンがワンツーを打ち込むが、ヤドンの左が入りシモンダウン!パウンド!立とうとするシモンのバックからパウンドを入れる。立ち際にパンチを貰い崩れたシモン。ヤドンパウンド!レフェリーハーブ・ディーンストップ!

最後はシモンが諦めずに打撃で逆転を狙いに来たところをカウンターを入れて仕留めた。かつては下になるとリカバリーせずに押さえ込まれたままというのが続いていたが、今回はすぐにリカバリー。ランキング的には下位ではあるが、一番の天敵であるテイクダウンの強いシモンを攻略したのは大きい。

試合後のインタビューではショーン・オマリーとの対戦と、現在は上位ランカーだが、かつて微妙な判定で勝利しているマルロン・ヴェラとのリマッチを要望。