格闘技徒然草

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Road To UFCシーズン2エピソード2:第4試合・スミト・クマール vs. チェ・ソングク

フライ級トーナメント一回戦。

インドのクマールはSherdogでは8戦全勝全フィニッシュ勝利となっているが、戦績水増しの疑い(軽いスパーリング程度の試合だったり、存在しない相手との試合が含まれている)を持たれている。Tapologyでは4勝しか認められていない。とはいえ、優勝すればUFCとの契約ができることには変わりない。22歳。

ソングクは昨年のRoad To UFC準優勝だが、UFCとの契約ならず、2年連続の出場。昨年の初戦はONE PRIDE王者に力の差を見せて判定勝ち。2戦目は中国のチウ・ランからバックを取る展開で2Rまで取り、3Rは流しての判定勝ち。韓国勢対決となった今年2月の決勝戦は、2Rまで互角に近い攻防だったが、3Rにチョークで一本負け。コリアンゾンビMMA所属の26歳。

勝者はニウシュイエと準決勝で対戦する。

すぐに詰めていくソングク。クマールタックル。尻もちをついたソングクだが、ケージを使って立った。離れる。クマールまたタックル。今度は切った。クマール大振りの右。タックルの意識があったのかもらったソングク。しかし逆にシングルレッグで倒したソングク。回転して上を取り返したクマール。立って離れるソングク。クマール右オーバーハンドからタックルへ。が、ソングクちょっと見切ってきたか。っオーバーハンドが当たらない位置で待っている。カーフキックを入れたソングク。キャッチして倒したクマール。ソングク下から蹴って離すと立とうとするが、立たせないクマール。背中を見せて立ったソングク。ケージ際で正対し離れた。クマールまた右の大振りからのタックル。もう読まれてる。残り1分。またタックル。こんどはダブルレッグで倒した。しかしすぐに下から足で蹴り離して立つソングク。ホーン。

1R微妙。クマールがテイクダウンしてもそこから特に攻めがなかったものの、ソングクもそこまで打撃のヒットがない。

2R。ソングクまた詰めてきた。クマールまた右オーバーハンド。ヒットせず。ソングクが逆に飛び膝。しかしキャッチしたクマール。シングルレッグ。片足でこらえるソングク。尻もちをついたがケージを使って立ち離れる。クマールまたシングルレッグ。倒した。立ったがすぐにまたシングルレッグ。切った。クマールちょっと動きが遅くなっている。タックルを切って膝を入れたソングク。カーフキック。クマールタックルに行けなくなった。フェイントのみ。ソングクがパンチを入れていく。テンカオ。パンチで出たクマールに距離を取るソングク。クマール追いかけて飛び蹴り。ホーン。

2Rソングク。クマール、スタミナが切れてきたか。

3R。詰めてきたソングク。カーフキック。またカーフ。パンチで出るクマールだが、ソングク逆にシングルレッグ。倒したがクマール下から蹴り上げ。立った。右を当てるソングク。クマール前に出るが、距離を取られてパンチを貰う。クマールのローをキャッチして倒したソングク。サイドで押さえ込んだ。立ったクマール。右を入れるソングク。しかし下がらないクマール。またタックル。切ったソングク。パンチを遠い間合いから打ち込むソングク。ソングクシングルレッグ。倒せず放した。クマールまたタックル。切って首を抱えて膝。最後は距離を取るソングク。タイムアップ。

判定三者29-28でソングク勝利。

クマールは1Rはタックルからのテイクダウンで攻勢だったが、そればかりだったので見切られ、後半はカーフを効かされスタミナもなくなり通用しなくなった。それでも最後まで気持ちが切れずにやり続ける気持ちの強さがあった。

ソングクは勝ったがやりにくかっただろう。