格闘技徒然草

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PANCRASE338:第3試合・萩原幸太郎 vs. 前田浩平

フライ級だったが、前田が1.25kgオーバー。キャッチウェイトに。

パラ八萩原は23歳の時に修斗でプロデビュー。6年で5勝4敗6分の戦績を残したが、その後セミリタイア。昨年、5年ぶりの復帰戦でパンクラス初出場。元ランカーの荻窪に3RパウンドでKO勝ち。そこからまた1年2ヶ月ぶりの試合。本業が来年から忙しくなるため、これが最後の試合になるかもしれないとのこと。35歳。

グラップラーの前田はパンクラス前座戦線で4年連続1勝1敗。今年はこれが3戦目。昨年はグァムのBrowlでチョークで一本勝ち。しかし前戦はグァムのスパイク22のジョセフ・カマチョにテイクダウン合戦で一進一退だったが3Rにテイクダウンを許して判定負け。28歳。

ミドルを蹴る前田。ロー。萩原もロー。両者牽制が続く。萩原詰めて右を打ち込むがそのタイミングで組み付いた前田。差し返した萩原だが前田投げてバックに。すぐ立った萩原。クラッチを切って正対すると逆にケージに押し込む。押し込みながら肩パンチ。ボディに膝。防戦一方だった前田だが、肘を打ち込むと入れ替えた。また入れ替える萩原。押し込みながらパンチを入れる。前田小手投げで投げて抜けるとパンチ連打をヒット。四つから投げてテイクダウン。すぐ立った萩原だが、前田まだダブルアンダーフックでクラッチしている。ケージ押し込み。ホーン。

1Rオープンスコアは三者前田。

2R。ローの蹴り合い。萩原間合いに入ってタックル。ボディロックからバックに回りスタンドバック。ケージにもたれてディフェンスする前田。投げた萩原だが、押さえ込まれずに立つ前田。なおもスタンドバック。正対した前田。逆にケージに押し込む。膝。萩原レベルチェンジしてダブルレッグに。尻もちをついた前田。萩原放してパンチを一発入れたが立たれる。しかしまたダブルアンダーフックの体勢。離れた。前田パンチで出る。萩原タックルに入るが投げて潰した前田。しかし袈裟から首を抜いてバックに回る萩原。ハーフバックから殴る。ホーン。

2Rは三者萩原。

3R。前田から組みに行く。切った。萩原が逆にタックルに入るが、それを受け止めてケージに押し込む前田。タックルに来た前田をがぶってバックに回ろうとする萩原。正対した萩原がケージに押し込み膝。萩原組み勝ってダブルアンダーフックで押し込む。膝連打。外掛けテイクダウン。ケージに背中を付けた前田。立ち際にまたタックルに。ダブルレッグ。前田脇を差してこらえた。放してパンチを入れる。残り2分。両者消耗している。前田パンチで出る。萩原手が出ない。が、四つに組むと萩原がバックに回った。残り1分。向き直ろうとする前田だが、萩原最後にまたタックルでテイクダウン。タイムアップ。

判定三者29-28で萩原勝利。3R最後の2分間の攻防が勝敗を分けた。