格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

PANCRASE339:第5試合・佐藤龍汰朗 vs. 荒井勇二

ミドル級。佐藤1位。

今年のネオブラウィナー・佐藤はミドル級唯一のランカー。ここまで4勝1敗で、唯一の敗戦は押忍マン戦でのKO負け。6月のネオブラ後の初戦は、ベテランで本来階級下の高木との対戦で、高木のローをカットしたところで高木のスネが真ん中からポッキリと折れて8秒でのKO勝ち。バックボーンは柔道で、まだ21歳。

荒井は2020年のネオブラウィナー。ネオブラ後に、現王者内藤のプロ2戦目で対戦したが、17秒でKO負け。翌年には元王者のロッキー川村2と対戦し、1RKO負け。そこから2年のブランクで、所属を村山暁洋の暁道場に移しての復帰戦。こちらも柔道がバックボーン。39歳。

佐藤の蹴りをキャッチした荒井。そのまま組み付いたが、四つに組み止めた佐藤がケージに押し込んで膝を内ももに入れていく。腹にも膝。離れた。また組んでいく荒井だが、佐藤また膝を入れると内股で投げた。上からパウンドを入れたが離れて立たせる。ミドルをいれて組み付いた佐藤。荒井払い腰で投げたが、佐藤うつ伏せに落ちてすぐに立つ。バックに回った。荒井が立ってスタンドバック。反転した荒井。離れる。また組み付いた荒井だが佐藤押し込んでまた膝を打ち込んでいく。荒井ボディロックからテイクダウンを狙うが倒せない。離れた佐藤。荒井アンクルピックからテイクダウン狙い。ケージでこらえる佐藤。ホーン。

1R三者佐藤。

2R。荒井ジャブを出すが、佐藤が出たタイミングで引き込み。しかし佐藤のパウンドをもらう。起き上がりタックルに入るが佐藤がぶる。立った。佐藤スタンドバックに。荒井バックを取られた体勢でアームロックを狙うが、自ら膝を着いて亀に。こらえながらパンチを入れていく佐藤。バックを取られた荒井。アームロックを放す荒井。バックから殴る佐藤。荒井向き直ってタックルを狙うが、佐藤左右のパンチ連打。荒井心が折れ気味。タックルに入る荒井。佐藤切ってパウンド・肘。荒井シングルレッグを狙っているが、自ら後方に倒れる。引き込み?佐藤が上からパウンドを落としていく。ホーン。

2R三者佐藤。

3R。ローを蹴る佐藤だがローブロー。再開。佐藤の右がヒット。荒井逃げ気味のタックル。切ってパンチを入れる佐藤。引き込んだ荒井からバックマウント。佐藤フィニッシュが欲しい。腕を巻き込んでバックマウント。チョークと腕十字の二択。しかし放してパウンドに切り替えた佐藤。もう気持ちは切れているが、フィニッシュだけは逃れようとしている荒井。腕十字を狙った佐藤だが、荒井防いだ。離れる佐藤。また出ると荒井逃げタックル。荒井ストレートフットロック。が、極まる感じはない。佐藤上になりパウンド。亀になった荒井からバックマウントでパンチを入れるが、荒井微妙に動いてストップを防ぐ。タイムアップ。

30-27×2、30-26の3-0で佐藤勝利。3Rは10-8でいい。

勝ったと言うより、仕留めきれなかったという印象が残ってしまった佐藤。