格闘技徒然草

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UFC298:第9試合・メラブ・ドバリシビリ vs. ヘンリー・セフード

バンタム級。ドバリシビリ2位、セフード3位。勝者は次期挑戦者の最有力候補となるが、まずは来月のオマリー vs. ヴェラの結果次第。

現在9連勝中のドバリシビリ。前王者でランキング1位のスターリングがUFC300でフェザー級に転向するため、実質ランキング1位。同門のスターリングへの挑戦を拒否したせいなのか、タイトル奪取したオマリーへの挑戦権は過去にオマリーに勝っているマルロン・ヴェラに先を越された。メインでタイトルに挑戦するトプリアと同じジョージア人。前戦は元王者のピョートル・ヤンをテイクダウンと打撃で完全に封じ込めての勝利で、内容では現王者オマリー、前王者スターリングよりも圧倒しての勝利だった。テイクダウン数61回はUFCバンタム級史上最多となる。33歳。

セフードはコロナでのイベント休止からの最初のイベント開催となるUFC249で王座を防衛した直後に引退を表明。しかし引退してからも、事あるごとに「フェザー級でタイトルに挑戦するなら復帰する」と語り、復帰の可能性を匂わせていた。案の定、3年後の昨年5月に復帰戦。いきなり王者のアルジャメイン・スターリング相手だったが、ブランク明けにも関わらず、オッズはフェイバリットで支持されていた。試合は接戦となったものの、フェザー級でも戦えるフレームを持つスターリングに対し、ベストウェイトがフライ級のセフードはリーチ差、懐の深さに苦しみスプリット判定負け。試合後に再度引退をほのめかす発言をしていたが、結局現役続行となった。トップ10ランカーでは最年長となる37歳。

バックスピンキックで牽制するドバリシビリ。セフードはカーフキック。ドバリシビリ距離を詰めるとパンチを入れる。両者飛び込んでパンチが交錯するが、ぐらついたのはドバリシビリ。距離を取ってしのいだ。カーフを蹴るドバリシビリ。ドバリシビリがシングルレッグ。テイクダウン!セフードすぐにスクランブルで立ったが、離際に右フックをヒットさせたドバリシビリ。右を打ち込んだドバリシビリ。体制を崩したセフードの上になろうとしたが、その勢いを利用して上になったセフード。ハーフガで固めた。右のパウンド連打。ドバリシビリスクランブルで逃れようとするが、クラッチしてバックキープするセフード。ドバリシビリ立ってスタンドバック。ケージ際でクラッチを切って正対。細かいパンチを入れるドバリシビリにセフードは腹にヒザを入れて離れた。ホーン。

1Rセフード。

2R。カーフの蹴り合い。セフードシングルレッグからドライブしてバックに回った。ドバリシビリケージ際で正対。離れた。パンチで出るドバリシビリ。セフードのタックルを切った。パンチで出るドバリシビリ。セフードシングルレッグ。こらえるドバリシビリだが放してパンチを入れた。しかしドバリシビリのパンチを貰い一瞬動きが止まる。さらにパンチで出るドバリシビリ。腹に前蹴りをヒット。セフードのパンチをかわしてシングルレッグ。軸足を刈ってテイクダウン。バックにつく。セフード背中を向けてケージまで移動し立ったが、足をかけて倒すドバリシビリ。ハーフバックから殴るドバリシビリ。振りほどいて立ったセフード。残り1分半。セフードがシングルレッグ。しかしドバリシビリケージこらえてヒザを打ち込んでがぶった。引き込まないままギロチンに抱えている。そのままホーン。

2Rドバリシビリ。

3R。パンチを振るセフード。やや大振り。ドバリシビリパンチからタックルにつなげた。そのまま組んでバックにつく。ケージ際でスタンドバックから膝を入れるドバリシビリ。正対。離れた。ドバリシビリ前蹴り。セフードはカーフ。またシングルレッグ。しかしこらえたセフード。ドバリシビリがパンチで出る。そしてタックルへ。抱え上げて持ち運びテイクダウン。すかさずパウンド。セフードガードの足を引き抜いて立ち上がるが、ドバリシビリがスタンドバックに。正対したが足を刈られて膝を着いたセフード。立った。なおもテイクダウンを狙うドバリシビリ。離れた。残り30秒。セフード大内テイクダウンを狙ったがこらえたドバリシビリ。距離を取って勝利アピールするドバリシビリ。タイムアップ。

三者29-28でドバリシビリ勝利!

2R以降も動きが落ちなかったドバリシビリに対し、セフードは若干失速したか。