格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC298:第8試合・アンソニー・ヘルナンデス vs. ロマン・コプィロフ

ミドル級。ヘルナンデス15位。

ヘルナンデスはノーランカー相手の4連勝でランキング入り。レスリングバックボーンのグラップラーで、ここ3戦でのテイクダウン数は合計22回。得意技はギロチン。昨年9月、ランカーのクリス・カーティスとの対戦が組まれていたが、カーティスが負傷欠場となり、代わりに組まれたのがコプィロフ戦だった。しかしその後ヘルナンデスも欠場。コプィロフは代役相手に勝利している。今回も当初はヘルナンデスとイクラム・アリスケロフが対戦するカードだったが、アリスケロフ欠場により、再度コプィロフが代役で登場してきた。30歳。

ロシアのコプィロフはコンバットサンボのバックボーンがあり、軍隊格闘術ハンド・トゥ・ハンド・コンバットでも世界大会で5度優勝している。MMAではボクシングを武器に12勝中11KO勝利。UFCではデビューから2戦はテイクダウンされグラウンドで攻められての連敗だったが、そこから4連続KO勝利。ジャブ、カーフキックが武器。相手をしっかりと見極めてから攻めるタイプで、11KOのうち、1Rでの勝利は1度しかない。32歳。

ジャブを打ち込むコプィロフ。ワンツー。ヘルナンデスのパンチはかわす。左ミドルを入れたコプィロフ。ヘルナンデスの右はかわした。詰めてまた左ミドルを入れたがヘルナンデスタックル。切ったコプィロフ。ワンツーをヒット。左をヒットさせるとまた左ミドル。右の連打で距離を詰めたヘルナンデス。タックルにつなげた。シングルレッグで膝を着かせたが、立ったコプィロフ。引き剥がす。ヘルナンデスタックル。ケージで耐えるコプィロフ。ダブルレッグに切り替えるがコプィロフ膝を着いて耐える。立った。ヘルナンデス脇をくぐってスタンドバックに。そこからヒザを打ち込む。ホーン。

1Rはどちらも明確には取っていないか。ヘルナンデスのテイクダウンも惜しい場面はあったが。

2R。組み付いてくるヘルナンデスだが、コプィロフ切ると左ミドルから左ハイ。しかししつこく組みに行くヘルナンデス。コプィロフバランスを崩して膝をつく。バックを狙ったヘルナンデスだがコプィロフ立ってケージでこらえる。しかしダブルレッグでテイクダウンを奪ったヘルナンデス。コプィロフ消耗してきたか。四の字バック。チョークで後方に倒れ込んだ。腕を掴んで耐えているコプィロフだが、じわじわ喉元に入ってきた。外れたがマタレオンで取り直した。がっちり入りタップアウト!

地元カリフォルニアのヘルナンデス、3連続フィニッシュでの5連勝。テイクダウンで徐々にヘルナンデスが削られていった。