格闘技徒然草

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PFL2024#1:第10試合・リズ・カモーシェ vs. ジュリアナ・ベラスケス

女子フライ級リーグ戦。

カモーシェはUFCのタイトル戦で判定負け直後にリリースされ、翌年からBellator参戦。Bellatorでは渡辺華奈に秒殺KOするなど3連勝で、21年にベラスケスのタイトルに挑戦。劣勢の展開から、4Rにグラウンドでの肘連打でKO勝ち。翌年ダイレクトリマッチが組まれるとテイクダウンで優勢に攻め、2Rにマウントからの三角十字で完勝。その後、ディアナ・ベネット、イルマレイ・マクファーレンにもフィニッシュ勝利して、3度の王座防衛に成功している。40歳。

2017年からBellatorに参戦しているベラスケス。無敗のままマクファーレンに勝利し王者となるが、2度目の防衛戦でカモーシェにKO負けでキャリア初黒星。ダイレクトリマッチも敗れると、昨年は感染症で試合をできず、今回の試合は1年4ヶ月ぶりの復帰戦にしてカモーシェとの3連戦目となる。Bellator最終ランキングは1位。37歳。

初戦でいきなり王者と1位の潰し合いが組まれる。どちらかが勝ち上がれなくなる可能性が高い、厳しいカード。

いきなり詰めたカモーシェ。パンチからクmいついてケージに押し込みボディロック。差し返したベラスケス。カモーシェ押し込み膝を入れる。入れ替えるベラスケス。顎を押して離そうとしたが、カモーシェ放さずにまた押し込んでパンチを入れる。離れた。詰めるカモーシェ。大振りの左右のパンチで出るがベラスケスが組み止めて押し込む。カモーシェ首相撲から膝。さらにタックルへ。受け止めたベラスケス。ホーン。

1Rカモーシェ。

2R。右で打ち込み出たカモーシェ。ケージまで押し込みダブルレッグへ。脇を差して防いだベラスケスだが、クラッチしてサバ折りテイクダウン。ハーフで枕を取って固めるカモーシェ。押さえ込みながらパウンドを入れる。ベラスケスがガードに戻した。下から蹴る。カモーシェジャンピングパスガード。またハーフにして押さえ込んだ。ハーフの足を抜いてサイド。残り1分。膝を立ててマウントを防ぐベラスケス。残り時間わずかでキムラクラッチから腕十字へ。しかしクラッチして耐えるベラスケス。ホーン。

2Rカモーシェ。

3R。開始と同時に組み付いていったカモーシェだが、ベラスケスが脇を差してケージに押し込む。しかし差し返したカモーシェ。腹にヒザ。離れた。シングルレッグ。バックに回ろうとしたベラスケスだが下になった。ガードを取る。下から蹴って距離を作ったベラスケス。カモーシェ飛び込むと担ぎパス。サイドに出た。マウントへ。ハイマウント。ベラスケスシザースで返す。カモーシェがヒールを仕掛けるがタイムアップ。

30-27×3でカモーシェがベラスケス戦3連勝。3点獲得。

次戦でベラスケスと当てられる選手が一番厳しい。

  1. (P)ダコタ・ディッチェバ・6点
  2. (N)タイラ・サントス・6点
  3. (B)ジェナ・ビショップ・6点
  4. (B)リズ・カモーシェ・3点
  5. (B)渡辺華奈・3点
  6. (B)ジュリアナ・ベラスケス・0点
  7. (B)チェルシーハケット・0点
  8. (B)イララ・ジョアニ・0点
  9. (P)リサ・モールディン・0点
  10. (P)シェイナ・ヤング・-1点

女子フライ級はサントス・ディッチェバ・ビショップが6点で並び、それをカモーシェと渡辺が3点で追う展開に。6点獲得が多いので、ボーダーが高くなりそう。しかしディッチェバとビショップは相手との相性ありきの6点の気がする。リーグ戦2戦目はワンランク落ちるジョアニ・ヤング・ハケットが誰と対戦することになるかによって勝ち上がりやすさが変わってくることになる。