格闘技徒然草

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UFC on ESPN58:第7試合・アスー・アルマバイエフ vs. ホゼ・ジョンソン

フライ級。

アルマバイエフは中央アジアカザフスタン出身。UFCデビュー戦ではオデー・オズボーン相手にテイクダウンからの打撃で削って、最後はフェイスロックで一本勝ち。評価が爆上がりした今年3月の前戦は、平良達郎に2R腕十字で敗れたC.J.ベルガラと対戦。テイクダウンを奪っていくものの、ベルガラのディフェンスに阻まれる展開で、ジャッジ三者ともフルマークでの判定勝ちに。ローカル時代から15連勝中でまだ底が見えない。30歳。

ジョンソンはUFCバンタム級最長身の182.9cmだが、この試合からさらにフライ級に階級を落とす。UFCデビュー戦は昨年8月に試合5日前オファーでダモン・ブラックシアと対戦し、ハーフバックからツイスターを決められて一本負け。11月の前戦はチャド・アンへリガーとのUFC0勝1敗対決で、ケージに詰めての膝で削り、テイクダウンされてもスイープでポジションを返して攻めさせず、最後はアンヘリガーのギロチンを外してバックを奪い、チョークで一本勝ち。フェザーやライトでも戦ったことがあるが、フライ級に落とすのはこれが初めて。29歳。

両者オーソ。前蹴りで出るジョンソン。アルマバイエフはまだ間合いに入れない。ローも空振り。打ち下ろしの右をヒットさせたジョンソン。カーフ。蹴りをキャッチしたアルマバイエフがそのまま組み付いてクラッチするとテイクダウン!ジョンソンのガードに。下から殴るジョンソン。バタフライで浮かせるジョンソン。三角クラッチ。両腕を入れて防いだアルマバイエフ。パウンドを入れていく。またフックスイープを狙っていくジョンソンだが、こらえてパウンドを入れるアルマバイエフ。またフックスイープ。立ったがアルマバイエフがバックに。ジョンソンまた立つが、アルマバイエフ背中に乗った。チョーク!しかし外したジョンソン。残り1分。アルマバイエフまた倒す。すぐに立つジョンソン。しかしなおもスタンドバックの体勢が続く。残りわずかで投げて上を取ろうとしたアルマバイエフだが、ジョンソンが押さえ込まれる前に立ち上がり正対。しかしホーン。

1Rアルマバイエフ。

2R。アルマバイエフのバックスピンキックがヒット。しかしやはり間合いが遠い。またバックスピンキック。アルマバイエフタックル。しかし倒したジョンソン。マウント!股下を抜けようとしたアルマバイエフだがそこに三角!長い足が絡んでいて抜けない。腕を流せば決まりそうだったが、足をサバいて外したアルマバイエフ。すぐにバックに回りチョーク!防いだジョンソン。アルマバイエフがマウントに。ジョンソンガードに戻した。また得意のフックスイープを狙う。インサイドからヒジを落とすアルマバイエフ。ジョンソンはまた三角を狙う。パスを割ろうとするアルマバイエフ。殴りながら足を越えようとするが、完パスは許さない。しかし背中を向けた。アルマバイエフがバックに。残り15秒でハーフバックからチョーク。防いでいるジョンソン。ホーン。

ジョンソンの序盤の三角の印象は、その後のアルマバイエフの攻めで帳消しにされたか。2Rアルマバイエフ。

3R。アルマバイエフまたバックスピンキック。シングルレッグで飛び込んでテイクダウン。すぐに足をサバいてバックに回る。ジョンソン立ってスタンドバック。ボディロックから投げを狙ったアルマバイエフだが、投げきれず潰されてマウントに。ブリッジで反転しようとしたがバックマウント。チョークを狙う。不正だが四の字バックが続く。ローリングして反転したアルマバイエフ。上を取る。インサイドから殴る。ヒジ・パウンド。足を一本超えてハーフにしてパウンド。アルマバイエフがパスしてバックに回り四の字バック。残り1分。マタレオンで絞めるが、引手を引っ張り防いだジョンソン。左右入れ替えてチョークを狙っていくが、ジョンソン防いだ。残りわずかで体を伸ばして絞めたがタイムアップ。

判定30-27×3でアルマバイエフ3連勝。

規格外の体格の相手に投げを潰されたり、三角に捕まったりとピンチもあったが、すべて凌いで組みの強さで攻め続けた。試合後はカイ・カラフランスに対戦要求。