ミドル級。ガステラム4位、ティルはウェルター級10位でミドル級はこれが初戦。
ワイドマンに敗れたがビスピン・ジャカレイに勝ちタイトル挑戦権を手にしたガステラム。今年2月に予定されていたウィテカーとのタイトル戦は、ウィテカーが試合当日に腸ヘルニアのため消滅。仕切り直しで4月に組まれたアデサニヤとの暫定王座決定戦ではダウンを奪われ判定負け。
ティルは無敗のままウェルター級王者ウッドリーのタイトルに挑戦したが一本負け。さらに地元イギリスで行われた再起戦でホルヘ・マスヴィダルにもKO負けし連敗。もともと体格的にウェルター級がきつかったこともあり、ミドル級へと階級転向した。
1R。間合いを詰めたガステラム。すぐ飛び込んだがティルクリンチして受け止める。押し込んだのはガステラム。入れ替えて離れたティル。ロー。また組んだガステラム。押し込み。入れ替え合う。離れた。遠い間合いからローを入れるティル。ガステラムは飛び込んでパンチ。ティルワンツー。入っていけなくなったガステラム。タックルのフェイントから組んだがティルが肘を入れて離れる。ホーン。
1Rティル。
2R。圧を強めるガステラムだが、ティルもパンチを打ち込んでいく。飛び込んで左。テンカオ。出てきたガステラムにボディロック。すぐにケージを背負って差し替えしたガステラム。肘を入れて離れるが、ガステラムのアイポークがありタイムストップ。再開。ケージに押し込むガステラム。ダブルレッグを狙うが倒せず。離れた。見合いが続きブーイングが飛ぶ。ガステラムタックル。切られた。ホーン。
2Rもティルか。会場のブーイングが大きくなる。
3R。ガステラムのミドルをキャッチして肘を打ち込むティル。出てきたティルに組んでボディロック。しかし差し替えして引き剥がすティル。ワンツーを入れたティル。バック肘を入れたティル。出るしかないガステラムだがティルのステップでかわされる。ガステラムがミドルをキャッチしてテイクダウン。すぐ立ったガステラム。ティルがテイクダウンを狙うが倒せず。ボディを入れるガステラムにティルは膝を返す。ガステラムタックル。はじめてテイクダウン成功。しかしすぐにスクランブルで立ったティル。残り15秒でまたダブルレッグで倒したが、これもスクランブルで立ったティル。タイムアップ。
30-27ガステラム、29-28ティル、30-27ティル。スプリットでティル勝利。
確かに大差がついたラウンドはなかったが、1・2Rともガステラムに入れるジャッジはない。
ティルは勝ったがタイトル挑戦にはもう少し上位選手との対戦を続けてミドル級トップランカーの証明をする必要があるか。