格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ABC1:第6試合・プナヘレ・ソリアーノ vs. ドゥスコ・トドロヴィッチ

ミドル級。

ソリアーノは一昨年のコンテンダーシリーズに勝利し、その年の12月にUFCデビュー。UFC2勝2敗のオスカー・ピエホタを1RKOし、一気に注目を集めたが、昨年組まれた2試合はいずれも欠場し、1年以上のブランクが空いた。28歳でMMA7戦全勝。

かつてOUTSIDERで高橋義生にKO勝ちもしているセルビアのトドロヴィッチ。MMA10戦全勝の26歳。10月のUFCデビュー戦では、UFC0勝3敗の相手からマウント→パウンド連打で完勝。

ともにUFC戦績は1勝のみだが、インパクトを残す勝利で今後が期待される者同士。

打ち合いから四つに組むが離れた。ソリアーノのパンチを距離を取ってかわすトドロヴィッチ。左を下がってかわしたトドロヴィッチだが、ケージを背負って下がりきれなくなったところで再度ソリアーノが左を打ち込みヒット。またプレスされケージを背負うトドロヴィッチ。四つに組んだが引き剥がされる。ソリアーノの左がヒット。左ストレートがヒットし後方にダウンしたトドロヴィッチ!パウンドを打ち込むソリアーノ。トドロヴィッチ立ったがバランスを崩し後方に倒れる。そこにまたパウンドを入れるソリアーノ。トドロヴィッチ腕十字。腕を引き抜いたソリアーノに組み付いてバックを狙うが引き剥がしたソリアーノ。スタンドでまたソリアーノがパンチを打ち込むと、ケージまで下がりスウェーできないトドロヴィッチがまたパンチを貰う。もらってマウスピースが外れたが、外れたマウスピースがケージとマットの間に挟まり取れないアクシデント。再開。またパンチで出るソリアーノ。トドロヴィッチがスウェーでかわそうとしたがかわしきれずヒット。ケージを背負い、パンチを貰い尻もちダウンしてトドロヴィッチがそこからタックルに入ろうとしたが、レフェリーのハーブ・ディーンが止めた。

初の地上波ABCでの放送一発目、期待の新鋭対決はソリアーノが1RKO勝利。

UFC on ABC1:第5試合・ウー・ヤナン vs. ジョセリン・エドワーズ

女子バンタム級

ヤナンはUFC1勝2敗。バンタム級UFCデビューしたが判定負け。次戦はフライ級に落としてガードからの腕十字で一本勝ち。3戦目は本来ストロー級魅津希相手にフライ級でさらに4ポンドオーバーした上に判定負けした。今回はまたバンタム級に戻している。ここまでの3戦はすべて地元中国での試合で、今回が初の海外での試合となる。

パナマエドワーズはベチ・コヘイアの代役としてUFCデビューが決まった。ボクシングではパナマナショナルチームに入っていたこともある。柔術は紫帯で、ローカルでは9勝2敗、9勝中5KO・3一本勝ちとフィニッシュ率は高かった。ただ、対戦相手のレベルが低いので当てにはならない。

四つに組んだヤナンがクラッチして投げテイクダウン。エドワーズのガード。ハイガードに。足がヤナンの頭にかかった。クラッチして耐えているヤナン。持ち上げて肘を抜こうとする。やや抜けかけているか。諦めて外したエドワーズ。ヤナンが上からパウンドを打ちつつパス。頭をまたいでキムラを狙う。エドワーズ亀に。しかし反転して上を取り返したエドワーズ。逆にマウント!パウンドを打ち込むと今度はヤナンが亀になる。バックマウントからパンチを打ち込む。ヤナン反転して上を取り返した。パウンド。ホーン。

1Rは腕十字がフィニッシュに近かったエドワーズか。

2R。打撃戦から組み付いたヤナンだが倒せず。エドワーズがパンチで出る。ヤナンは距離を取りながらサイドキック。エドワーズが出てきたところにボディロックからテイクダウンするが、倒され際に入れ替えたエドワーズが上を取りパウンド連打。打たれながら立ったヤナン。距離を取るヤナンを追いかけたエドワーズだが、スリップして下に。パウンドを打とうとしたヤナンを下から蹴ってディフェンスし立つ。ヤナンがパンチからサイドキック。エドワーズが左右のパンチ連打で出ていく。ホーン。

2Rエドワーズ。

3R。パンチで出るヤナン。出てきたところにエドワーズがワンツー。エドワーズがパンチからタックルに入るが切られる。ヤナンのパンチもヒットしているが、ダメージを与えるところまで行かない。エドワーズが逆に出てパンチをヒットさせる。手を出し続けるヤナンだがフィニッシュが必要。押し気味ながらタイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でエドワーズ勝利。

UFC on ABC1:第4試合・カーロス・フェリペ vs. ジャスティン・タファ

ヘビー級。

UFC1勝1敗のフェリペ。バックボーンはボクシング。初戦はセルゲイ・スピヴァク相手にテイクダウンされるとザルで判定負け。2戦目はヨルガン・デ・カストロに打撃の手数で上回り判定勝ち。試合中、やけに挑発行為が多い。

オーストラリアのタファはマーク・ハントとともにトレーニングし、MMAデビューからわずか3戦でUFCと契約したが、初戦はヨルガン・デ・カストロに秒殺KO負け。しかし前戦はフアン・アダムスを逆に秒殺KOしてUFC初勝利を飾った。その試合から約1年ぶりの試合。

ローやジャブで牽制する両者。タファの左ミドルがヒット。フェリペワンツー。タファのカーフキックで明らかに効いた様子を見せたタファだが、逆に効いてないとアピール。ミドル、カーフキックを入れていくタファ。フェリペは単発のパンチを入れていくが、残り1分時点でヒット数は5発。カーフキックでバランスを崩したフェリペ。残りわずかになってからフェリペも手数を増やしていくがホーン。

1Rは手数でタファ。

2R。ミドルを入れるタファだが、フェリペは手数を増やしてきた。パンチ連打を打ち込む。距離を詰めてシングルレッグを狙ったがかわされる。タファの左ボディがヒット。フェリペは効いてないとアピール。タファのワンツーがヒット。フェリペも前に出てパンチを打ち込んでいくが、アイポークがあり口頭注意を受ける。フェリペがパンチ連打で出るとケージを背負ったタファにパンチを打ち込む。逃げるなとアピールするフェリペ。組んで押し込む。離れた。近い間合いでパンチの打ち合い。フェリペの右のダブルがヒットするがタファも前に出て打ち返す。ホーン。

2Rは手数を増やしたフェリペのラウンド。

3R。フェリペがパンチを打ち込み出る。頭をくっつけた超至近距離でのパンチの打ち合い。タファ三連打。が、今度はタファにアイポーク。再開。ジャブを入れるタファに右を打ち込むフェリペ。両者手数が増えてきた。タファが組み付いてケージに押し込む。押し込んで殴るタファだが、フェリペが入れ替えて離れる。しかしまたタファがケージ押し込み相撲。押し込みながらパンチ・膝を打ち込む。残り30秒で離れた。中央で足を止めての打ち合い。実況陣は大喜び。打ち合いのままタイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでフェリペ勝利。

実況陣は喜んでいたが、あの打ち合いを最初からやってという気がした。

UFC on ABC1:第3試合・ダヴィッド・ザワダ vs. ラマザン・エメエフ

ウェルター級。

ドイツのザワダはUFC参戦後2連敗していたが、昨年11月にハビブ・ヌルマゴメドフのいとこアブバカル・ヌルマゴメドフと対戦し、テイクダウンを奪われた後に三角絞めに捕らえて1R一本勝ち。UFC初勝利を挙げた。

エメエフはコンバットサンボ世界王者でUFC4勝1敗。ただし4勝はすべて判定で、フィニッシュを狙いに行かない安全策のスタイル。唯一敗れたのはアンソニー・ロコ・マーティン戦で、テイクダウンを奪えずスタンドで単発の打撃戦が続いて判定負け。

組んで膝を入れたザワダだが、右のパンチを入れて引き剥がすエメエフ。エメエフ胴タックル。テイクダウン。バックに回るが割とあっさり立たせた。夜に組んだエメエフだが、ザワダはボディにパンチを膝をガンガン打ち込む。組んでいるだけのエメエフ。ケージに押し込んだ。ザワダが出してきた膝をキャッチしてテイクダウン。ザワダのガード。一本足を超えてハーフに。ケージまで移動して立つザワダだが、エメエフは立ち際にパンチ連打。スタンドに。残り40秒。両者出ていかない。ザワダがカーフキック。ホーン。

1Rエメエフ。

2R。パンチで出たザワダにエメエフがカウンターのタックル。テイクダウン。ガードを取ったザワダ、下からパンチを打ち込むと足で蹴って距離を作る。隙を見て立った。そこにまたタックルに入るエメエフだが倒せず離れる。ザワダがパンチで出る。エメエフまたタックル。受け止めて膝を入れたザワダ。またカーフキック。エメエフはカットしていないのでダメージがありそう。残り1分。また両者出ていかない。ザワダが出たところにタックルに入るエメエフだが受け止めてパンチ・膝を打ち込むザワダ。エメエフまたタックル。ケージに押し込みパンチ・肘を入れる。ホーン。

2Rは僅差だが、テイクダウンしても特に攻めがなかったので、スタンドの手数でザワダか?

3R。エメエフ開始直後にタックルからテイクダウン。しかし下になってもパンチを打ち込んでいくザワダ。三角を狙うと一度立って外したエメエフ。またガードに入るとハーフに。ザワダタックルに入り立つ。ケージに押し込むとエメエフはギロチン。ザワダそのままテイクダウン。サイドで押さえ込んだ。肩パンチ。ハーフにしたエメエフだが、足を抜いたザワダがマウント!エメエフ疲れているか。が、反転して上を取り返したエメエフ。ザワダが立ってスタンドに。パンチを入れるエメエフ。ザワダも打ち返すがタイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでエメエフ勝利。

UFC on ABC1:第2試合・サラ・モラス vs. ヴァネッサ・メロ

女子バンタム級。昨年11月に組まれていた試合だが、モラスが新型コロナウイルス陽性のため延期になっていた。

UFC3勝5敗のモラス。3勝のうち1勝は体重オーバーしての勝利で、リリース寸前の戦績。グラウンドが得意で、下からの攻めもある。

ブラジルのメロはUFCデビュー戦から3連敗中。しかも2試合で体重オーバー。MMA10勝8敗で、10勝中一本勝ちが2つであとは判定勝ち。しかしグラウンドが武器というわけでもなく、テイクダウンされるとザル。なぜリリースされないのかわからないレベル。

低い構えで距離を詰めていくメロ。モラスはサークリングで下がりながら、声を出してパンチを打ち込む。打撃を出さない時にも声を出しているが…。前に出るメロ、サークリングを続けるモラスという展開のまま、両者手数は五分。ひたすら下がり続けるモラスを捕まえられないメロ。ホーン。

1Rはほぼ五分。

2R。同じようにサークリングを続けるモラス。メロは距離を詰めていく。モラス、声だけで手を出さないというフェイント。効果があるのかは知らないが。パンチを一発しか出していないのに声を3回出している。メロのパンチを貰い鼻血。メロのパンチがモラスの顔面を捕らえ始めている。しかしやはり大きな差はない。モラスは残り30秒でタックル。止められて投げられた。メロもグラウンドには入らず立たせる。ホーン。

2Rややメロ。

3R。明確に取れたというラウンドはないモラスだが、サークリング声出しパンチを続ける。メロも同じように追いかけてパンチを入れていくが、終始差がない展開。残りわずかになってからサークリングをやめ、足を止めてパンチを出していくモラス。タイムアップ。

この試合も両者勝利アピール。

30-27、29-28×2の3-0でメロ勝利。

信じられないというような表情を見せたモラスだが、明確に取ったラウンドはなかったし致し方ないのでは。

UFC on ABC1:第1試合・ジェイコブ・キルバーン vs. オースティン・リンゴ

フェザー級

柔道・空手の黒帯のキルバーンは一昨年12月にビリー・クアランティーロとのUFCデビュー戦対決ではグラウンドで圧倒され、何もさせてもらえないまま一本負け。クアランティーロはその後2連続で一本勝ちし、先月4戦目を行ったが判定負けしてここまで3勝1敗だが、キルバーンはその後試合がなく、これが2戦目。25歳。

リンゴはキルバーン同様UFCデビュー戦対決で敗れて以来の2戦目。2月にユーセフ・ザラルと対戦し、サークリングで距離を取るザラルを捕まえられず、テイクダウンを取られて判定負け。26歳。

間合いを詰めていくリンゴ。パンチを打ち込みキルバーンダウン!キルバーンすぐに立つが、リンゴはどんどん出ていく。キルバーンのタックルを受け止めたリンゴ。放してジャブを入れる。キルバーン苦し紛れのタックルを切られ、パンチを貰い続ける。シングルレッグに入るキルバーン。ケージに押し込む。が、切られた。強烈なパンチを打ち込むリンゴ。左ボディ。キルバーンもパンチを打ち返していく。しかしまたタックル。読まれて切られる。残り1分。リンゴのワンツーがヒット。キルバーンは圧されてケージを背負う展開。キルバーンローブローがありタイムストップ。再開。キルバーンのバックブローがヒット。が、残りわずかしか無いのにまたタックル。ホーン。

1Rリンゴ。

2R。またパンチで出るリンゴ。キルバーンタックル。今度はテイクダウン成功。が、下から蹴り離したリンゴが立ってスタンドへ。またパンチを打ち込むリンゴ。キルバーンのタックルは切られる。リンゴの右がヒット。キルバーンまたタックル。止められる。またタックル。また止められる。もはやテイクダウンするというより凌ぐためのタックルになっている。受け止めたリンゴがケージに押し込んでいく。パンチで出るリンゴ。キルバーンまたタックル。倒した瞬間に立たれた。リンゴが逆にタックル。キルバーンは苦し紛れのギロチン。外された。立ったが、残り2秒でまたタックルへ。ホーン。

2Rリンゴ。

3R。パンチを貰ったキルバーンだがリンゴがパンチの連打を打ち返すとまたタックル。切られてキルバーンが逆にタックルに入ると首投げで投げた。が、投げ終わりに下になる。下からキムラを狙うがディフェンスされている。そのままキムラスイープ。が、上を取ったところで立たれた。消耗しているキルバーン。リンゴのパンチを貰う。しかしリンゴも疲れてきていて、仕留めに行く様子はない。残り1分。リンゴの右がヒット。逆転が必要なキルバーンだがロー。残り5秒でまたタックルに入るキルバーン。タイムアップ。

勝利アピールするリンゴに、キルバーンも両手を上げてアピール…。

30-26×2、30-27の3-0でリンゴ勝利。

打撃で上回っての勝利だが、フィニッシュには至らず。

キルバーンは負けているのに毎ラウンド残りわずかでタックルに入っているのはなぜ?仮にテイクダウンしたとしてもジャッジが変わるような差でもなかったのに。

UFC on ABC1:オッズ/予想と展望

マックス・ホロウェイ 1.67
カルヴィン・ケイター 2.30
カーロス・コンディット 1.63
マット・ブラウン 2.40
サンチアゴ・ポンジニッビオ 1.35
リー・ジンリャン 3.45
ホアキン・バックリー 1.38
アレッシオ・デ・キリコ 3.25
プナヘレ・ソリアーノ 2.35
ドゥスコ・トドロヴィッチ 1.65
フィル・ホーズ 1.71
ナッソーディン・イマヴォ2.20
ウー・ヤナン 1.71
ジョセリン・エドワーズ 2.20
オマリー・アクメドフ 2.30
トム・ブリーズ 1.67
カーロス・フェリペ 1.57
ジャスティン・タファ 2.55
ダヴィッド・ザワダ 3.20
ラマザン・エメエフ 1.39
サラ・モラス 1.44
ヴァネッサ・メロ 2.90
ジェイコブ・キルバーン 2.85
オースティン・リンゴ 1.44

2021年のUFCのスタートは2年1ヶ月ぶりにアメリカ地上波で放送されることが決定。アブダビでの開催で、2,000人限定ながら、アフターコロナで初の客入れイベントとなる。客入れは現地のUAE観光省が決めたことではあるが、今年に入ってUAEでも感染者が急増しており、変異種の感染も確認されるなど、予断は許されない状態となっている。

メインはフェザー級前王者ホロウェイとランキング6位ケイターの対戦。

ホロウェイは元絶対王者ジョゼ・アルドに2試合連続KO勝ち、無敗のオルテガにもKO勝ちし、フェザー級で敵なしの存在となっていたが、アレクサンダー・ヴォルカノフスキーに接戦の末に判定負けでタイトル陥落。接戦とはいえ、メディアのジャッジはほぼヴォルカノフスキーを支持する内容だったが、ダナ・ホワイトがダイレクトリマッチを要請。半年のインターバルで組まれたリマッチは、コロナ禍によりホロウェイが対人練習をほとんど行わないリモートトレーニングで物議を醸したが、結果は今度こそどちらが勝ったか意見が分かれる僅差の内容でスプリット判定負け。

が、接戦でも連敗してしまったため、王者と互角の実力を証明したものの、さすがに3連戦は組まれず、タイトル戦線からは一歩後退することになってしまった。

ケイターはレスラーで、ホロウェイと同じ180cmの長身で、身長に比べてリーチが短いホロウェイに対し、ケイターは身長以上のリーチを誇る。UFC6勝2敗で、敗れた相手はマゴメドシャリポフとヘナト・モイカノ。6勝のうち、KO勝ちが4つある。リカルド・ラマスやジェレミー・スティーブンスといったベテラン勢もKOで下している。前回は初のメインで、同じレスリングバックボーンのストライカー・イゲをスタンドの打撃で削って判定勝ち。UFCのキャリアではホロウェイが先だが、年齢はケイターが3歳上。

ホロウェイは4年半ぶりのノンタイトル戦。常にトップコンテンダーと対戦してきた4年半に比べると、やや息抜きとなる相手…というほど弱い相手ではないのがケイター。トップ中のトップには勝ったことがないケイターだが、オッズは思ったよりも僅差。勝敗だけを見れば、下降中のホロウェイと昇り調子のケイターとなるが、イゲと互角のケイターでは、ホロウェイとはまだ差があるか。

ホロウェイKO勝ち。

セミはコンディット vs. ブラウンのベテラン対決。両者とも、現役の最終コーナーに差し掛かっている。コンディットは前回5連敗中だったが、コート・マッギー相手に判定勝ちで5年ぶりの勝利。マット・ブラウンの場合は一度は引退を宣言し、復帰戦に勝利したが、前回は佐藤天にも勝ったミゲル・バエザにKO負け。

メインカードには、10月にジャンピングソバットでのKO勝ちで一気に世界的ブレイクを果たしたホアキン・バックリーが登場。4ヶ月で3勝を狙う。

第1試合開始は日本時間17日の午前2時から。なお、来週は現地時間の20日にもイベントがあり、それは日本時間で20日の23時から開始でメインカードは午前2時からとなっている。来週末のUFC257は、通常通りアメリカのプライムタイムで放送される(しかし、現地では深夜)。

速報します。

修斗210131:石原夜叉坊が修斗で2年ぶり復帰戦。対戦相手は未定。

夜叉坊は修斗でプロデビューし、新人王トーナメント決勝で後にチームメイトになる田中路教に判定負け。修斗VTJでキャリアを積んだ後、Road to UFC:Japanに出場。フェザー級トーナメントの決勝でドローとなったがUFCとの契約を果たした。UFCでは3勝5敗。現フェザー級王者のピョートル・ヤンのUFCデビュー戦で1RTKO負けした後、19年2月にカン・ギョンホと対戦し、パンチでダウンを奪ったもののチョークで逆転負けした試合を最後にUFCからリリースされている。今回はそれ以来の試合。

UFC:1月にアブダビで行われる3大会が10ヶ月ぶりの有観客イベントに。

www.mmafighting.com

1月16日のUFC on ABC1、20日UFC on ESPN20、24日のUFC259の3大会が有観客開催されることがアブダビ文化観光省より発表された。会場はフラッシュ・フォーラムからエティハド・アリーナに変更となり、観客は2000人程度とのこと。チケットはチケット価格215〜1,350ドルで発売されていたが、すでに完売している。

観客は48時間以内にPCR検査を受け、陰性であることの証明が必要。入場時に体温をチェックされ、会場ではマスクの着用が義務付けられる。

UFCが観客を入れて開催するのは昨年3月7日のUFC248以来。Bellatorは昨年10月のパリ大会で1,000人の観客を入れて開催している。

UFC258:カマル・ウスマン vs. ギルバート・バーンズのウェルター級タイトルマッチが2月に実現。

mmajunkie.usatoday.com

2月13日のUFC258でウェルター級タイトルマッチ・カマル・ウスマン vs. ギルバート・バーンズが組まれることが決定。この試合は今年7月に組まれていたものの、直前でバーンズが新型コロナウイルス陽性となり、代役でホルヘ・マスヴィダルがウスマンのタイトルに挑戦していた。

その後、12月に組まれる予定だったが、ウスマンの怪我からの回復が遅れていたため再度延期となっていた。

UFC257:1月23日にマイケル・チャンドラーがUFCデビュー戦でダン・フッカーと対戦。

マイケル・チャンドラーのUFCデビュー戦は1月24日のダン・フッカー戦になることが正式発表。

当日のメインはダスティン・ポイエー vs. コナー・マクレガーで、どちらかが欠場した際のバックアップファイターとしての意味もあると思われる。