格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★PANCRASE247:パンクラスゲート

第8試合ミドル級・川和真 vs. タカタ・ルシアノ
マウントを取ったタカタだが、川和が反転してパウンド連打すると逃げずに打たれ続けレフェリーストップ。
第7試合ミドル級・マルコム・ヘンドリックス vs. ジョシュア・エディ
※シバターはリングスから掛け持ち出場が認められずに欠場。代役マルコム。
テイクダウンからバックについたマルコムだがチョークは取れず1R終了。
2R上になったエディ。パスしてマウントまで行くとパウンドアウトで勝利。
第6試合ミドル級・谷部翔太郎 vs. エリック・マイケル・フォート
テイクダウンされたエリック、下から三角も掛かりが浅く決まらず。外されパウンドをもらう。
2Rは谷部がキムラから腕十字を狙うが決まらず。エリックのガードに阻まれ攻めあぐねたが、バックに回りチョーク。しかし決まらずタイムアップドロー。
第5試合ウェルター級・林完 vs. 柴田和伸
柴田も年齢を感じさせる体。タックルは良かったが切られて下になると林のパウンド。動けずレフェリーストップ。
第4試合ライト級・左禅丸 vs. ロバート・カン
ロバートのパウンドが強烈。上で削り続け、1R残り時間わずかで腕十字!クラッチを切って極めると応援団以外からも拍手が。

第3試合フェザー級・小畑公史 vs. 深澤駿
年齢を感じさせる小畑の肉体。1Rは深澤がバックキープも小畑の守りが固い。
2Rに亀になった小畑にパウンドラッシュ。小畑動かずレフェリー止めた。
第2試合フェザー級・牛久絢太郎 vs. 柳井康作
1Rは牛久がマウントからの肩固めを仕掛けるも決まらず。2Rもすぐに牛久がテイクダウンからマウント。パウンドで削れというセコンドの声が届かず?極めにこだわり仕留めきれずタイムアップドロー。
第1試合バンタム級・平丸勝基 vs. 山本哲也
テイクダウン→バックチョークで山本が秒殺。

★PANCRASE247:第1試合ネオブラスーパーフライ級一回戦・中山ハルキ vs. 上田将竜

ネオブラ・スーパーフライ級は4人トーナメントのため、この日が一回戦。
GRABAKA中山は昨年12月の予選トーナメントを勝ち上がっての出場。対する上田は福岡の緒方道場の選手。西日本のGLADIATORやClubDEEPに出場し、GLADIATORではフライ級王者になっている。
テイクダウンした中山だが、上田が下から三角を狙う。防がれたがバックに。前に落とした中山。1R終了。
2R。内股で投げた上田。パスしてマウント。中山亀に。上田は裏十字を狙うが抜かれる。中山上から攻めるも上田のガードを崩せずタイムアップ。
判定3-0で上田勝利。

★PANCRASE247:第3試合ネオブラバンタム級準決勝・CORO vs. 野中翔

昨年8月に組まれていた試合だが、1RにCOROのローブローで反則決着になっている。その再戦がネオブラで組まれた。
22歳だがネオブラ4年連続出場の稲垣組・野中。3年連続一回戦負けだったが、昨年のCORO戦でプロ初勝利を上げると、今年のネオブラ初戦では優勝候補の斉藤正臣から一本勝ちしている。
COROも野中戦の反則負けからは3戦して2勝1分けで負けなし。
パンチの連打わ叩き込む野中だが、バランスを崩したところにコロが突っ込む。野中タックルでテイクダウン。しかしガードのコロ
攻めあぐねる。
2R。組み付いたコロに野中引き込みギロチン。時間をかけるが外されブレイク。再開後、またギロチン。また抜かれる。タイムアップ。
判定20-20マストコロ、20-19野中、20-20マスト野中で野中勝利。

★PANCRASE247:第4試合ネオブラバンタム級準決勝・諏訪園岳 vs. 藤井伸樹

21歳諏訪園は一回戦ではパラ八・小宮から1R一本勝ちするというアップセットでプロ初勝利を挙げた。
藤井は桜庭のLaughter7から高阪のアライアンスに移籍した選手。一回戦ではアグレッシブな打撃と寝技で一番のインパクトを残している。
外掛けテイクダウンした藤井はパスして腕十字。逃れた岳だがまた外掛けから腕十字。腕十字を抜いた岳はバックを取りジャーマン!
2R。テイクダウンからサイドについた藤井が肩固め。岳は後に回転して外す。しかしまたバックを取った藤井はしつこくチョーク。しのいでいた岳だがタップ。
藤井が熱戦を制した。

★PANCRASE247:第5試合ネオブラフェザー級準決勝・稲葉聡 vs. 清水ダイキ

秋元道場の稲葉は修斗で6戦した後、今年からパンクラス参戦。プロでのキャリアがありながらもネオブラ出場。一回戦はプロデビュー戦の高岡相手に後半追い上げられたものの判定勝ち。
長谷川秀彦の弟子・清水ダイキは下からの仕掛けが得意で、昨年は市川ランデルマンを下すというアップセットも起こしている。パンクラス4戦3勝1分。
アグレッシブに攻め続けた稲葉。3-0で稲葉勝利。

★PANCRASE247:第6試合ネオブラフェザー級準決勝・ハルク大城 vs. 渡慶次孝平

キックのタイトル経験者でもあるハルク。基本的にはキックのジムのボスジムで、タックルを切ってパンチのミルコ戦法を使う。3月の一回戦はその作戦が完璧にハマり、2RKO勝ちでプロ初勝利を挙げた。
渡慶次もキックのジム・クロスポイント吉祥寺出身。今年から総合部門はP'sLAB吉祥寺に改称している。やはり打撃が武器で、グラウンドは苦手としている。
リーチの差を手数で補ったハルクが2Rに右フックでダウンを奪いパウンドでKOで。

★PANCRASE247:第7試合ネオブラライト級一回戦・林源平 vs. ベン・ブッカン

1月のネオブラ予選を制して本戦デビューとなるベン・ブッカン。対する林は昨年11月にJMLで優勝し、1月にプロ初戦を戦ったばかり。別ブロックの坂口道場・原を2Rパウンドで下している。
ブッカンがスタンドでバックに回るとコーナーでおんぶチョーク。タップアウト勝利。

★PANCRASE247:第8試合ネオブラライト級一回戦・竹川光一郎 vs. 原昭仁

昨年のネオブラは一回戦敗退したトイカツ道場竹川。10月には現レフェリーの太田純一をKOしたが、12月にはチームKrushの内川相手にテイクダウンを奪われ判定負けしている。
坂口道場一族の原は、長いアマチュア歴を経て、昨年ようやくパンクラス本戦デビュー。しかしすでに35歳。同じ道場で同じ階級の現王者であるISAOとは一回りも違う。まだパンクラスでは3戦全敗。
原がパンチで完全KO勝利。

★PANCRASE247:第9試合ネオブラウェルター級一回戦・レッツ豪太 vs. 北田有

コブラ会レッツ vs. 慧舟會富山北田。
23歳のレッツは2011年の修斗新人王準優勝。昨年からパンクラスに参戦し、2011年のネオブラ王者草・MAXを下している。ネオブラに出てくるまでもない実績の持ち主で、しぶとい窪田をKOし、草をぐらつかせたパンチが武器。
草にネオブラ決勝で敗れたのが北田。バックボーンは柔術だが、最近4戦で4連敗と調子を落としている。
レッツのパンチの威力にどよめく場内。テイクダウンしてハーフからパウンド。しかしブレイクがかかると疲れている。
2R。露骨に手数が減るレッツ。北田も入って行けず両者に口頭注意。さらにレッツにイエローで減点。その直後にレッツがパンチでダウンを奪いパウンドでレフェリーストップ勝利。
スタミナ切れはいただけなかったが、相当強い。

★PANCRASE247:第10試合ネオブラウェルター級一回戦・上原広誉 vs. KAZZ

ハイブリッドレスリング鹿児島所属の上原。昨年のネオブラがパンクラスデビューで、優勝した永木と対戦し、打撃が全く見えておらずKO負けした。永木とはかなりの実力差があったように見えたが、あれからどれくらい伸びているか。
鈴木“PJ"敏和改めKAZZはGRABAKA所属の大器で今年の優勝候補筆頭。昨年10月にプロ昇格トーナメントを制し、その後GRABAKA自主興行、1月のパンクラスと2戦連続1R一本勝ち。
テイクダウンしたKAZZがハーフからサカボ!さらにバックに回りパウンド連打。無抵抗になりレフェリーストップ。

★PANCRASE247:第1試合・植松直哉 vs. 長谷川孝司

約10分押しで第二部開始。
キャッチレスリングルール67kg契約5分2R。
もともとDEEPグラップリング1DAYトーナメント決勝戦で植松が長谷川を秒殺したところで始まったストーリー。それ以来グラップリングマッチに傾倒した長谷川が、植松戦を目指して試合が組まれるようになった。ROAD TO 植松直哉と銘打たれて組まれた試合で戦績は3勝4敗。負け越している割に植松戦まで辿りつけてしまったが、プロのリングでのグラップリングマッチの場数だけは踏めた。かつて秒殺された植松にどれだけ肉薄できるか。
アームドラッグからバックに回った植松。その後はポジションで圧倒するが、長谷川も極めさせない。2Rに跳び十字を狙った長谷川だが抜かれてパスされマウント。植松アームバー。凌いだ長谷川。しかしマウントからの腕十字でタップアウト。
一戦目よりは粘ったが、結果的にはまた完敗。

★PANCRASE247:第2試合・高藤正和 vs. 太田駿平

フェザー級5分2R。
ランキング7位の高田道場・高藤。実力者だが、最近はジョン・ショレスや昨年のネオブラ王者原田に踏み台にされている。高橋義生の愛弟子・太田は前座で3連勝してついにランカーとの対戦へ。バックボーンのレスリングとフィジカルが武器。
高藤のハイにタックルをあわせてテイクダウンした太田。バックに回りチョークも決まらず。
2R。 またテイクダウンされた高藤が、立つと太田はガス欠。高藤がパンチ・膝を入れるも追い上げが足りずタイムアップ。

判定20-19、18-18、20-19の2-0で太田が勝ったが内容は限り無くドローに近かった。レスリング以外の穴はまだまだ大きい。

★PANCRASE247:第3試合・安永有希 vs. 古賀靖隆

スーパーフライ級5分2R。
2011年のネオブラ王者安永 vs. 2012年のネオブラ王者古賀。安永はパンクラス7連勝で清水のタイトルに挑戦したもののKO負け。これが再起戦となる。本人よりセコンドの朝日が注目されがち。
古賀はネオブラ優勝後のご褒美マッチで山本篤戦が組まれたが、山本のレスリングの前に完封負け。しかし、2月の北郷戦ではタックルでテイクダウンを奪ってからのポジショニングで完勝した。
意外にも打撃で打ち合う古賀。右が入って安永前のめりに失神!完全KO。
まさかの決着。

★PANCRASE247:第4試合・安西信昌 vs. 久松勇二

ミドル級5分2R。
ライトヘビー級でレスリング全日本6連覇の田中章仁や菊田をKOした桜木に勝っている元アニマル安西がミドル級転向。
41歳でキャリア42戦の超ベテラン久松は、近藤のミドル級タイトルにも挑戦し引き分けに持ち込む健闘を見せたが、その後は4連敗中。
年齢差は14歳。久松のセコンドにはなぜか石井が。
1Rは安西がタックルで簡単にテイクダウンを奪うとパウンド連打。久松なすすべなし。
2Rも同じ展開。場外逃避で減点までされる久松。全く何もできないままタイムアップ。
20-17×2、20-16で安西が完勝。

★PANCRASE247:第5試合・藤野恵実 vs. アンバー・ブラウン

アテナルールライトフライ級。この試合からオープンスコアの5分3R。
プロキャリア10年目の「特攻天女」藤野に対し、「いじめっ子」ブラウンは昨年11月にプロデビューしたばかりでまだ2戦しかしていない。キャリアの差は明らか。ブラウンの武器はボクシングとのこと。
の前に休憩10分。全9試合中の4試合終了時点での休憩だが、UFCに倣ってメインカード5試合ということか?
休憩明け、VTJに出る石渡挨拶。
1R。組み付いて差し勝った藤野がさば折りテイクダウン。反転したブラウンに三角。抜かれるがその後もテイクダウンして上をキープ。
2R。ギロチンで引き込んだ藤野だが、首を抜かれるとブラウンがマウント。反転して上になるが、今度は腕十字を仕掛けるブラウン。抜いてバックに回りチョーク。入ってタップ。

★PANCRASE247:第6試合・清水俊一 vs. 馬場勇気

バンタム級
ZSTの鉄人・寝業師の清水俊一
10-10、10-9清水
は、パンクラス初参戦で手塚に完敗してしまったが、2戦目で沼倉を破りランキング入り。しかし、契約上王座には挑戦できないとか何とか。
ランキング2位の清水に挑戦する5位の馬場は現在パンクラス4戦無敗。前回は花レメ紋次郎TKとの無敗対決を判定で制した。フィジカルが強く重いパンチが武器。
タックルを受け止められた清水は潜りを狙うが馬場かが上をキープ。離れる。スタンドで両者牽制していたが、清水のジャブで馬場フラッシュダウン。ギロチン捕らえた馬場だがゴング。
10-10、10-9清水×2。
2Rはタックルと打撃をお互い警戒しすぎ、両者減点。終盤に清水がシングルでテイクダウンしマウントからパウンド。
3R。もうKOするしかない馬場だが、集中力が切れたのか清水のタックルを切れずに簡単にバックを明け渡してしまう。清水はバックから腕十字!馬場タップ。
終わってみれば完勝。
酒井代表にサプライズハッピーバースデーソングを送る清水兄弟。

★PANCRASE247:第7試合・手塚基伸 vs. 中島太一

バンタム級
昨年11月・今年2月にUFCに参戦した手塚だが、テイクダウンがほぼ金網際で防がれてしまい、あまりいい所がなくリリースされてしまった。体格差も痛感したようだが、引き続きバンタムにとどまっている。世界の壁には阻まれたが、パンクラスではタイトル挑戦にもっとも近い位置にいる。
24歳の中島は昨年のネオブラ王者。無敗での王座獲得を宣言していて、ネオブラ制覇後はランカー2人を撃破している。
事実上の次期挑戦者決定戦。
パンチからシングルに入り、さば折りに切り替えると抱えあげてテイクダウンした手塚。パスしてサイドに。なかなか抜け出せなかった中島だがブリッジで脱出。手塚はセンタク挟み。外れたが1Rは三者手塚。
2Rもテイクダウンを奪った手塚が上をキープ。反転した中島に三角。抜いて上になるとバックに。しかし2Rも手塚。
3R。パンチ・ハイで攻めこむ中島だが組まれるとまた手塚がテイクダウン。残り1分で脱出し、逆転を狙って腕十字を仕掛けるもクラッチを切れずにタイムアップ。
判定3-0で手塚勝利。

★PANCRASE247:セミファイナル・中井りん vs. ブレンダ・ゴンザレス

アテナルール・バンタム級
KOTCジュニアフライ級王者(125ポンド)のゴンザレスは4戦全勝。負けなしではあるが、プロでの試合は全て金網で、リングでの試合経験はない。キャリア的にも階級的にも中井は負けられない試合。
同じマネジメントということで?清水がゴンザレスのセコンドにつく。
ずっとサークリングしている中井。あまりにも攻めなさすぎ。両者口頭注意だが中井だけで良かった気がする。再開後ゴンザレスのバックブローをかわして組み付いた中井。後方に投げるとチョーク!ゴンザレス、どのタイミングかわからないが肘を脱臼しタップ。
組んでからは良かったが、それまではもう少し工夫が欲しかった。今日はワイルドよりゴンザレスに英語で声援を送る客の方がうるさかった。

★PANCRASE247:メインイベント・佐藤豪則 vs. 鈴木槙吾

ウェルター級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ。
タックルを受けとめていた鈴木だが、佐藤はしつこいタックルでテイクダウン。バックに回る。亀になり脱出した鈴木。パンチを放つとヒットしたのか微妙だったが背を抜けて距離を取る佐藤。追い討ちに行くとタックルで凌ごうとしたが、鈴木が逆にマウント。スタンドに戻した佐藤が首投げで上を取りパウンドしたところでゴング。
オープンスコアは10-10×2、10-9鈴木。
2R。佐藤のタックルを切りきれなかった鈴木。そのままロープまで押し込むと、両者ロープの間から転落。鈴木のダメージが大きくタイムストップ。腰を打ったとのことでインターバルが取られる。
再開。佐藤のタックルに膝をあわせた木。効いた佐藤は組んでの首投げ狙いが多くなる。鈴木がパンチで攻めこむ。佐藤タックルでテイクダウンすると鈴木は腕十字。しかし抜いて上を取った佐藤が逆に腕十字もスッポ抜ける。2Rもジャッジ1名が鈴木。
パンチで攻める鈴木だが、佐藤のカウンターが入り始める。鈴木もテイクダウンするが攻めこませない。佐藤タックルで抱えあげてテイクダウン。サイド。アメリカーナ。鈴木タップ!
追い込まれた佐藤だが逆転勝ち。