格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★高額チケットにまつわるエトセトラ

プライドのVIP席10万円シートというのもすっかり定着してきましたが、PRIDE1で「リングサイド10万円」という発表があった時は、インパクトがありました。総合格闘技のターニングポイントとなる試合であり、その影響力・注目度を考えたら、10万円は決して高い値段ではないと言えるでしょう。しかし、先日のミドル級GPのようなビッグマッチならともかく、大山峻護vsハイアン・グレイシーがメインだったプライド22なんかもリングサイド10万円で、それだけ払ってみたい客がどれだけいるのか非常に疑問でした。でも、最前列がガラガラなんてことは今まで見たことないし、もしかしたら協賛企業が接待用にくばってるのかもしれません。
格闘技で高価なチケットとして必ず話題になるのは、1976年のアントニオ猪木vsモハメッドvsアリ戦のリングサイド席。これは30万円でした。当時の物価から考えて、今なら100万円くらいになるのではないでしょうか。しかし、このリングサイド席は関係者・後援会向けのもので、一般発売されたリングサイド席は10万円でした。
次がヒクソンvs船木がメインのコロシアム2000・東京ドーム大会。この時のリングサイドは18万円。なぜか座っていた椅子(特注のもの)もプレゼントという特典もありました。もっとも、椅子を持って帰るのはものすごく大変という気もしますが・・・。この18万円席は完売したそうです。
そして、今話題のジャングルファイトが、一般向けのチケットがなんと100万円。それこそ猪木vsアリくらいのインパクトのあるカードがなければ売れないと思いますが・・・。しかし、カードの発表は当日まで一切しないとのこと。噂ではジョシュ・バーネットvsゲーリー・グッドリッジ等が組まれるようですが、とても100万円の価値があるとは思えません。やはり、「ジャングルの森林保護」に協力する企業向け(ちなみに企業の場合は200万円)で、一般ファンは対象としていないのでしょうか。
そう思ってジャングルファイトの公認応援ページを見てみると・・・あれ?

観戦/ 300人限定(1万円以上の寄付が条件)

※アマゾンまでの旅費その他諸費用は自己負担となりますので、ご注意下さい

いつの間にか、1万円〜に値下げしていたようです。この値段設定なら妥当なところ。ただ、ブラジルまでの往復の旅費が数十万はかかりますが・・・。ちょうどブラジルに行く用事があるという人なら、見に行くのもいいかもしれません。