格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★前田、シード選手に「1日2試合」要求

須藤に続き、宇野が頚椎(けいつい)ねん挫で出場断念。1回戦のカードだった山本VSシャファーはスーパーファイトに変更され、7・6ミドル級Tは5試合に減らされた。前田は「元気君、宇野君の回復を待ち、9月にKIDを含む1回戦の残り3試合を行う。無理やりシードしたくない」と持論を展開した。

 とはいえ「HERO,S」はTBSの主催。K―1の谷川イベントプロデューサーは「分割はしない。3選手は事実上、シードされる」と主催者側の意図を代弁した。3人の実績、視聴率に不可欠の人気、大みそか「Dynamite!!」を決勝とする日程から考えて妥当な判断だが、前田は武骨でタフで真っ正直な“昭和”のレスラー魂を“中量級3銃士”に求めたのだった。

つまり、シード選手は9月に一回戦の残り3試合+準々決勝をやれということか(9月に準決勝までやると思っていたが、この情報だとどうやら9月は準々決勝まで・大晦日に準決+決勝らしい)。現在シードに割り当てられている3選手が1日2試合を強いられるわけで、これでは逆シードだ。まあ、宇野と元気は今回ケガで欠場しているわけで、普通ならトーナメントに参加する資格がないはず。それを無理矢理出場させるのだから、ペナルティとしてこういう措置を取るというのは理解できる(2人に付き合って1回戦を戦わせられる相手は気の毒だが)。けれど、別に欠場したわけではなく、予定通りトーナメントの対戦相手と戦うKIDまでが、どさくさに紛れて「1日2試合やれ」と言われているのは気の毒。そりゃKIDもシード枠を拒否するわけだ。