格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★渋谷修身、パンクラス退団

第1回パンクラス入門テストに合格し、1995年3月のパンクラス横浜文化体育館大会でプロデビュー。2000年9月のパンクラス横浜文化体育館大会では、当時セーム・シュルト選手が保持するパンクラス無差別級王座に挑戦し、タイトルマッチ史上に残る激闘を繰り広げた渋谷修身選手。パンクラスマットで76戦33勝30敗13分(※総合、シングルのみ)の戦績を残すその渋谷修身選手が、本日・6月27日(月)付けでパンクラスを退団し、今後はフリーとして活動していくことになりましたのでご報告致します。

リンク先に、渋谷による手書きのメッセージがあるのだが、「この度パンクラスを退団し、フリーとして活動していくことに」という文章が、一瞬「パンクラスを退団 レフリーとして活動していく」と読めてしまった。どうでもいいが。
渋谷修身。1976年1月7日生、現在29歳。
かつてパンクラスの若手で「心の近藤・技の國奥・体の渋谷」と並び称され、プロテインの広告にも出演したほど、人一倍肉体へのこだわりを持っていた。しかし、全盛期は95kgあった体重が、現在は82kgまでに激減。体重の減少とともに、結果も出せなくなってきた。パンクラス最後の試合となった昨年11月26日の花澤大介13戦では、本来1階級下の花澤に押さえ込まれ完敗。最近は、試合前後にパンクラスに対して不信感を露わにすることも多く、その去就に注目が集まっていた。
とにかく固い試合運びで知られる渋谷。つまらない判定の試合がものすごく多かった。はたしてあの試合内容で、フリーとなってからオファーが来るのか。たとえ来たとしても、ファイトマネーだけで食べていけるほどのギャラは出るとは思えない。このまま格闘技界からフェードアウトしてしまうのだろうか。退団のコメントには「人生の視野を広げたい」という言葉もあったが・・・。
追記:ところで渋谷と言えば、パンクラスの歴代チャンコ番の中で群を抜いて美味いチャンコを作ると有名で、特に「シブチリ」は絶品であると他の選手からも高い評価を得ているので、玉海力若翔洋のように、飲食店経営(というか作る方だが)兼・格闘家として再起するのもいいかもしれない。というか食べてみたいぞシブチリ。