格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★HERO'S韓国大会Gyaoで放送中

http://www.gyao.jp/sports/kakutougi/herosseoul/index.php
全部見たら感想を書きます。
それにしても、Gyaoは放送するならちゃんと事前にアナウンスを載せて欲しい。わかりやすく。
感想。
秋山はやはり強かった。しかし体力勝ちの感があり。フィジカルで上回る外国人とやったらどうかなと思う。ホイス相手でも体力では勝てるだろうけど、やはり道衣を着ているのが問題になりそう。柔術家相手だと、道衣のメリットよりデメリットの方が大きいから、秋山も試合直前に脱ぎ脱ぎしたらいいと思う。
キム・ジョンワンはサップの突進にダルマになってしまい、サンドバックと化し8秒殺。サップは打撃を怖がるいつもの試合を相手にやってもらった感じ。
國奥・岡見・大山は実力差のある韓国人相手に全く危なげなく完勝。それで当然というくらいの相手だったけど、とりあえず選手として出来る限りのことはやったか。
ミンスは相変わらずガードががら空きのパンチで全然強くなっているように見えないが、一度カメになってめった打ちを食らった後の逆転は気持ちの強さが見えて良かった。
ムベは2Rにテイクダウンを奪われ、マウントとられて一方的にやられ完敗。急な出場とはいえ、格闘技が専業じゃないプレデター相手にこれでは、評価を大きく下げざるを得ない。
金原はブログで判定への不満を口にしているが、1R腕十字を極めかけた金原、2Rは上からパウンドのラッシュを浴びせたディファウストと見てもドローが妥当。1Rはタックルにカウンターの膝を合わせられたり、パンチで後方にダウンしたりを差し引かれてドローになってもやむなし。しかし結果の勝ち負けどうこうより、試合内容に反省すべきでは。タックルがワンパターンのシングルしかなく簡単に読まれるし、タックル失敗→スクートが続くのも印象が悪い。マウントを奪ってもコツコツパンチしか打てず、ポイントを稼げない。カードが決まった時から相性が悪いと思っていたが、次は組み技系の相手とやったらいいと思う。打撃で勝てない相手には良さが出せない。
山本篤を破ったキム・ジョンマンはいい選手。1Rにテイクダウンを奪われてバックマウントから一方的に攻められ、2Rにも渾身の力を振り絞ったフロントチョークを抜けられて万事休すかと思われたが、リバースしてインサイドから強烈なパウンド連打。気持ちが強いだけじゃなく、下からオモプラッタを仕掛けたり、技術もある。それにしても、レフェリー岡林のストップが遅すぎ。途中山本が戦意喪失して、ジョンマンが「終わってるよ」とアピールしたのに無理に続行させ、最後は半失神状態の山本に数発パウンドが入るまで止めず。DEEPの村田vs佐藤戦の再現になってしまった。
ソン・オンシクもグラウンドで素晴らしい動きを見せ、浅野の腕を破壊。ペダラーダで浅野を吹っ飛ばしたり、ハンセンっぽい選手。この2人は日本に呼んで欲しい。
実力差がありすぎるか低いレベルで拮抗しているかの試合ばかりで(それはそれなりに面白かったが)、技術の攻防が見られたのは中量級のみだった。けどそれはいつものHERO'Sと同じか。