格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★パンクラス後楽園大会速報

スペツナズ軍団欠場でかなり地味(全6試合か…)に。
△本田(判定1-0)梁△
スタンドで優勢、上から攻めた梁の勝ちと思ったが。本田の下からの攻めが評価されたのか?梁はいつのまにか顔が鼻血まみれになってたし。でも場内からは「えー」という声が起きていた。
○星野(判定3-0)昇侍×
スタンドでプレッシャーをかける昇侍だが、パンチの技術では星野が上。右フックで腰から崩れ落ちる昇侍。終わったかと思ったが、一瞬後にバネのようにはね起きる。星野がテイクダウンをとってもブリッジですぐ脱出。しかし昇侍の攻撃は当たらず。何度も飛び膝を狙い、強烈なミドル、膝が入ってはいたが。判定いずれも20-19で星野。でも昇侍はすごく面白い選手。悔しがっていたが、とてもいい試合だった。どんどん使って欲しい。
星野はようやく適正体重。試合後にはウェルターとの二階級制覇をアピールしていたが、ここまで落としてもまだ相手のほうが大きく見えた。
○松田(1R1分30秒、KO)ヤノタク×
松田のセコンドには窪田。いつも通りスタンドで逃げるヤノタク、カニバサミなどでテイクダウンを狙っていたが、接近したところに松田の右フックが入り完全失神。ヤノタク37歳、パンクラス初敗北。担架で運ばれた。ライト級タイトルの本命と見られていたヤノタクだが、年齢から言って総合での選手生命も残りわずかか・・・。
○DJ(判定2-0)今泉×
今泉逃げすぎ。スタンドでぐるぐる回って逃げまくり。二日前に試合が決まったとは言え。もっと早くネガティブファイトを出すべきだったし、判定も3-0でいい。まあDJもカウンター狙いすぎだったが。
パンフより、4月にボードック第2弾来襲、5月アルボvsシウバ、7月に石毛vsコンディットの両タイトルマッチが決定。
×金井(1R1分5秒、TKO)ガジエフ
強い方のスペツナズだった。組んでも力が強く、スタンドの打撃もできる。パンチが入って下がった金井を追いかけ、パンチでダウンを奪うと、パウンドで追い打ち。レフェリーが止めた。
○川村(KO)金原×
静かな展開だったが、川村のパンチが効いた金原が後退。さらにパンチを顔面に集めると金原は足にしがみつく。引き抜いた川村はカメの金原にパウンド連打。立ち上がって逃げた金原だが、さらにパンチで追い打ちをかける川村。KO間近か?と思われたが、金原もしのぐ。パンチの打ち合い。金原のパンチも入るが効かない。川村優勢のまま終了。
2Rはテイクダウンする金原とそれを切って上になる川村という展開。しかし上になっても川村は攻撃できず。
3R、金原は足へのしがみつきを繰り返すが、川村は素早く引き抜く。再び打ち合いに。川村がパンチで追い込みKO寸前。しかし金原のパンチが入ってぐらつく川村。大逆転か!?ヒートアップする場内。なおも激しく打ち合う両者。川村のパンチで動きが止まった金原、ついにダウン!レフェリーが試合を止めた。試合後、金原は後一試合での引退を表明。
川村はパンチしかないのと、テイクダウンの対処がいまいち、グラウンドさっぱりなのがまだまだ改善の余地ありだが、打たれ強さと破壊力はすごい。アカーシオ戦はほとんどまぐれだったが、今回は完全に実力勝ち。しかも、一度劣勢にになってから盛り返した。単なる勢いだけじゃない。次は誰と当てるか。大舞台にはまだ早いが、パンクラスで川村にふさわしい選手を呼ぶことが出来るのか。近藤vs川村にはまだ早いと思うし。
金原は最後に逆転かという場面も作っていたし、まだやれるとは思うが、この状態では仕方がない。最近はフリーの苦しさで、活躍できるマッチメークをされなかったのが気の毒だった。
セミまでは物足りなかったが、メインでお釣りが来た。