格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★最高齢ファイター

ロッキー・ザ・ファイナルを見た。映画の内容については特に語ることはないが、ちょっと面白かったのが、60歳のロッキーにライセンスを発行したのがネバダ州アスレチックコミッションだったこと。まあネバダダナ・ホワイトにライセンスを発行したくらいだから結構ゆるいのかもしれない。さすがにチャンピオンと60歳の試合は許可しなかったらしくエキシビジョンだったが。
総合における高齢ファイターベスト4を上げてみる。4という中途半端な数字なのは、たまたま今思いついたのが4人だったから。
第4位 レイ・ズール 50歳
PRIDEに出場しているズールジーニョことズールの父で、ヒクソンとの2度の激闘で知られる。PRIDEの煽りVでは59歳になった現在もVTのリングに上がっている、と紹介されていたが、真偽は定かではない。確認できる最終の戦績は、97年の修斗でのエンセン井上戦。ヒジ有りの非公式戦で対戦し、45秒で敗れている。だが、これ以後もブラジルのローカル大会に出ている可能性は高い。
第3位 ロン・バン・クリフ 51歳
キモに苦戦し、準決勝で棄権したホイスが再起をかけて出場したUFC4。そのホイスの一回戦の相手が、51歳の空手家・ロン・バン・クリフだった。当時、空手家やキックボクサーはVTでは転がされたら終わりと見られていたが、クリフもやはり簡単にテイクダウンされ、ホイスのマウントパンチ→チョークの前になすすべなく敗れた。UFC史上最高齢ファイターで、コミッションに管理されるようになった現在、この記録は破られることはないだろう。
クリフ十段のサイト
http://www.ronvanclief.com/
第2位 アレクサンドル・ヒョードロフ 51歳7ヶ月
伝説のサンビスト。すでに競技の世界からは引退していたが、弟子のイリューヒン・ミーシャらがVTで柔術家に負け続けたため、御大自らがVTのリングに上がった。「素手で魚を捕まえる」というような達人エピソードも紹介され幻想は膨らんだが、試合では柔術黒帯のアジウソン・リマに何も出来ず事実上のタップ。生涯初のVTで10分以上も持ちこたえただけでも凄いことかもしれない。昨年死去。
第1位 ダン・スバーン 52歳
高齢ファイターはダン・スバーン。今年6月に53歳を迎えるスバーンだが、未だ現役。今年に入ってからも5試合を行い4勝1敗。ただ、対戦相手は戦績を見る限りプロレベルかどうか不明。去年は組まれていた試合がコミッションから高齢を理由に差し止めされたこともあり。
とりあえず思いついた中での最高齢はスバーンだったが、おそらくまだ上はいるだろう。ローカルなイベントも含めれば柳龍拳のような例はたくさんありそうだし。