格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC76リアルタイム実況

11時より開始します。
すでにアンダーカードは開始。第1試合の小見川はマット・ウィーマンに判定負け。

タイソン・グリフィンvsチアゴタバレス

23歳タイソンと22歳タバレスの対戦。
二人とも二の腕が太い。最初はパンチの打ち合いで牽制。タイソンが前に出ていく。金網際でタイソンタックル、テイクダウン。タバレスガードから足をたぐってヒールを狙うが、タイソンが逃げて立つ。タバレス払い腰で投げようとしたがタイソンが堪えて上に。パンチを落とすタイソンだが、タバレスはまたヒール。抜ける。ハーフで押さえ込むタイソンだが、あえてガードの中に入っていく。立つタバレス。ブザー。1Rはタイソンがアグレッシブに攻めていた。ダメージはそれほど与えていないようだったが。タバレスはやや受け身。
タバレスの飛び膝が当たり、ぐらついたタイソン。すかさずタバレスがタックルで倒す。インサイドから殴る。タバレスマウント。タイソンが亀になりチョーク狙い。おぶったまま立ち上がるタイソン。前に落とす。しかしタバレスも下から十字。抜ける。スイープしたタバレスはパスして再びバックに。残り1分でチョーク狙い。また立つタイソン。また落ちてまた十字でまた抜ける。タイソンがコツコツしたところでブザー。このラウンドはタバレス
このラウンドを取った方が勝ち。タイソンがタックルに行くが、受け止めるタバレス。投げてテイクダウン。下になるが、オモプラッタに捕らえる。抜けてタイソンが上。しかし両者立つ。腰にしがみついて倒そうとするタイソン。四つに。残り2分で離れる。タバレスがタックル。ギリギリ堪えるタイソン。逆に両差しにしたタイソンが倒しに行くが、差し返したタバレスが膝。残り1分で倒す。バックに。十字狙い。抜けてタイソンが上。タバレスはヒールを狙う。抜けてブザー。
最終ラウンドはかなり微妙。関節技で仕掛けていたのはタバレスだが、要所でパンチを当てていたのはタイソン。UFC的にはタイソンか?
勝者タイソン。ユナニマスデジション。30-27が一人いた。関節技を仕掛けてもあまり評価されないUFC基準ではあるが・・・。次は中村vsLYOTO。客席のシウバが映る。

中村和裕vsLYOTO

中村は相変わらず蛍原ヘアー。胴着にハチマキ、番傘で入場する中村。ドンペン君はなし。
前に出ていく中村。四つに組む。細かい打撃を入れ合い、離れる。打撃はややLYOTOか。ミドルが入る。中村はかんぬきから払い腰で投げようとするが、潰されLYOTOが上に。ハーフ。腕を狙う。立ち上がる中村。金網に押しつけたまま打撃を入れるLYOTO。離れた。また組み付いていく中村。足をかけたりして倒そうとするがLYOTOのバランスは崩れない。スタンドで体勢を崩して倒れる中村。またLYOTOのハーフ。肘をこつこつ入れる。LYOTO上のままラウンド終了。外国人同士ということもあり、会場は静まりかえっている。ここまでLYOTOが優勢。中村は何をしかけても潰されている状態。打つ手がなくなってきたか。
飛び込んでいく中村だが、LYOTOにはじき飛ばされるとまた倒れる。LYOTOが上から強烈なパウンド。何発か入った。蹴り離すが、再びLYOTOが入り込み、サイドからマウント。肘を落とす中村。LYOTOチョーク。入ってる。腕を掴み外した。なんとか逃げようとする中村、反転して足にタックル。こらえたLYOTOがまたマウント。パウンド・肘。亀になり立ち上がる中村。離れる。中村、ようやく外掛けテイクダウンに成功するが、残り30秒。疲れもあり、上になっても何も出来ない。そのままブザー。
これで一本勝ちするしかなくなった中村。一方的と言っていい展開になっている。
後がない中村は組み付くと内掛けテイクダウン。LYOTOも疲れているのか、簡単にテイクダウンを許す。しかし金網に寄りかかって立つ。逆に外掛けテイクダウン。サイドからパンチ・膝を落とすLYOTO。マウントへ。中村は亀から立ち上がる。残り半分。四つから細かい打撃を入れるLYOTO。中村はしがみつくのみ。二人とも消耗している。LYOTOがテイクダウンしたところでブザー。
またシウバが映る。判定は三者30-27でLYOTO。かなりの差があった。もうちょっと接戦になるかと思ったが。試合も盛り上がらず、中村は次呼ばれるかどうかも微妙という試合。LYOTOUFCでは無名選手相手に判定勝ちで実力がわからなかったが、間違いなく強豪であることを示した。次はトップ勢との対戦が組まれるだろう。

ディエゴ・サンチェスvsジョン・フィッチ

いきなり間合いを詰めたサンチェス、組み付いて倒しに行く。堪えるフィッチ。離れる。また組んでいくサンチェス。ボディに膝。一度離れてからサンチェスがシングルタックルで倒す。しかし、尻で立ったフィッチは逆にテイクダウン。サンチェス、ガードから十字。入らず。上から細かいパンチを落とすフィッチ。サンチェスはまた十字狙い。しかしパンチを顔面に落とされ外される。ブザー。1Rは上になって殴っていたフィッチ。
タックルに行くサンチェスだがフィッチが潰す。スタンドに戻る。パンチから後方にバランスを崩して今度はテイクダウン成功。しかしフィッチは起きあがり足にタックル。がぶるサンチェス。座ったまま水車落としのように持ち上げ、前に落としたフィッチ。サンチェスは亀に。バックにつくフィッチ。サンチェスは反転して上に。しかしフィッチはすぐ足で距離を取り、再び水車落とし。サンチェスのガード。フィッチは上からパウンド。十字を狙うが読まれる。ブザー。
2Rもフィッチか。サンチェスは後がなくなった。
二人ともまだ元気。スタンドではリーチが長いフィッチの打撃が入る。フィッチのタックルに合わせてサンチェスがギロチンチョーク。懸命に締め上げるが、かかりは浅い。抜ける。フィッチがハーフからパンチ。ガードに戻したサンチェス、足が昇ってくるが、フィッチは押さえ込んだままパンチ。なんとか動こうとするサンチェスだが、フィッチは上をキープしたままパンチ・肘。残り40秒でサンチェスが三角に捕らえるが、外される。フィッチが上をキープしたまま試合終了。
判定2-1でフィッチ。どこでサンチェスにポイントが入ったのか良くわからない。フィッチの完勝。サンチェスも色々仕掛けてはいたが全て潰された。フィッチ強し。

フォレスト・グリフィンvsマウリシオ・“ショーグン”・フア

長い煽りでニューカマー・ショーグンの説明。入場。けっこう人気ある?グリフィンも相変わらずの人気。身長・リーチではグリフィンがやや上。知名度ではグリフィンだが、王者ランペイジを破っていることもあり、アメリカのオッズでもショーグン有利と見られている。
ショーグン、フルスイングのパンチから組み付いてタックル。強引に投げるが潰され下に。亀から足をたぐってガード、三角を狙うが離れてスタンド。ショーグン、胴タックルで簡単に倒す。インサイドから肘。グリフィンはクロスガード。がっちりしがみついてパウンドを打たせない。抜けてスタンド。パンチを入れるショーグン。グリフィンが外掛けテイクダウン。ショーグン亀に。前転してガード。スクート。立つ。パンチが入りちょっとぐらつくショーグン。だが前に出ていく。ショーグンのパンチも入る。胴タックルからシングルに切り替えテイクダウン成功。グリフィンのガード。残り30秒。飛び込んだところで下になり、グリフィンのパウンドでブザー。
ショーグン、やや動きが堅いか?強引な投げや、亀になるところが気になる。1Rはほぼイーブンだがややグリフィン。
前に出ていくショーグン。グリフィンのパンチが入る。ショーグンは片足タックルで倒す。グリフィンギロチンを狙うが不発でガードに。ショーグンパウンド。そして肘。グリフィンはまたしがみつく。蹴り離して立ち上がる。今度はグリフィンが外掛けテイクダウン。ショーグンはガードから亀に。立ち上がる。片足タックルを切られてまた亀になるショーグン。立つ。どんどん前に出るショーグンだが、スタミナが切れてきたか。グリフィンは額から流血。ガードが下がってるショーグン。前に出つつ片足タックル。切られる。グリフィンも消耗している。パンチの打ち合い。完全に手が下がっているショーグン。片足タックルを切られ、グリフィンが上に。ハーフから肘を落とす。パウンド。ショーグン亀に。横に付いたグリフィンが片腕を足でホールドしてパンチ。そのままブザー。このラウンドは完全にグリフィン。ショーグンどうした。かなりスタミナが厳しいか。グリフィンの額は縦に大きなキズが。シウバ、ランペイジも険しい表情。
やや元気なのはグリフィン。ショーグンタックルでテイクダウン。グリフィンは三角に行くが、抜ける。クロスガード。上から肘・パウンドを打つが、強く打てない。こつこつ。ショーグン、パスを狙うがグリフィンがオモプラッタに捕らえ、また亀になるショーグン。バックから殴るグリフィン。ショーグンは半身のハーフガード。グリフィンがパンチを落とすグリフィン。ショーグン、また亀に。残り1分半。バックからパウンド。ショーグンは前転してガードに戻すが、ハーフになり肘を入れられる。グリフィンがマウントへ。亀になったショーグンのバックからチョーク。入ってる。タップ。
残り時間わずかだったが、あのまま判定まで行ってもグリフィンだった。ショーグン完敗・・・。
なんでPRIDEファイターはUFCだとこんなに弱々しくなってしまうのか。いつものショーグンじゃなかった。前に出ていくアグレッシブさは相変わらずだが、攻めの荒さもいつも通り。勢いだけでは通用しなかった。戦い方は肘を入れていた以外はPRIDEそのままの感じ。ただテイクダウンしてもガードからパス出来なかった。スタンドではグリフィンのパンチの方が入っていた。もともとスタンドの打撃では打ち負けることもあったが・・・。タックルを切られるたびに亀になり、パンチをもらい、次第に消耗していったのか。とにかく完敗。

チャック・リデルvsキース・ジャーディン

勝てば年末リデルvsシウバというのはほぼ決定事項のため、実況でシウバの名前がしきりに出ている。アイスマンはさすがの人気。
距離を詰めるリデル。パンチを打っていくが、キースのパンチも入っている。しかしプレッシャーに押されて下がっている。逃げ腰。だがカウンターを狙っている。慎重に詰めていくリデル。キースのパンチが入っている。一旦距離を取るリデル。今度はリデルが下がる形。金網に詰めてパンチを入れるが、回って逃げるキース。シウバの表情が画面左下にスポットされる。パンチで出るリデル、逃げるキースだが、逃げながらのパンチがヒットしている。ブザー。
リデルはやややりづらいか。
1Rと同じ展開から、キースの右フックがヒットし、リデルがダウン。尻餅をついたがすぐ立つ。リデル、距離を詰められない。キースは次第に手数を増していく。キースはリデルが近づくとロー・パンチ。時折大振りのパンチを打っていく。目尻をカットするキース。リデルの右が入り、一瞬片膝をつくキース。リデル、すかさずラッシュ。しのぐキース。リデルは大振りのフック空振り。ブザー。このラウンドはもしかしたらキースかもしれない。
リデルのイージーファイトと言われていたが、思わぬ苦戦。一発を狙っているだけに怖い。パンチで前に出るリデルだが捕らえきれない。キースのストレートがリデルの顔面に入る。残り半分。リデル、そろそろ行かないとまずい。でも入れない。キースのロー、パンチがヒットする。残り1分。残り30秒、リデルが攻める。ブザー。最後は微妙。手を挙げるリデルだが、ブーイングも飛ぶ。
判定。29-28キース、29-28リデル、29-28キース。キースがアップセットで勝利。首を振るシウバ。リデルまでもがアップセットの波にのまれてしまった。キースの戦い方は澤屋敷的なカウンター狙いで、圧倒的不利な試合で一発大物食いを狙ったものだったが、リデルはそれにまんまとはまってしまった。こうなるとダナが呪われてるんじゃないかという気が。売り出そうとした選手、やろうとしたプランが次々潰れていく。
リデルももう歳なのか。ズッファUFCの象徴とも言うべき選手だったが、これでは年末のシウバ戦も白紙かもしれない。
ほぼ判定試合ばかりだったが、激しい試合や意外の結果などもあり、どれも面白かった。