格闘技徒然草

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★UFC155:第7試合・ブラッド・ピケット vs. エディ・ワインランド

バンタム級
勝者がバンタム級タイトルのトップコンテンダーになると言われている試合。Sherdogランキングではピケット4位、ワインランド5位。
“ワンパンチ”ブラピはUFCではヨルゲンセン、現暫定王者バラォンに敗れているのみ。対するワインランドはヨルゲンセンには勝っているが、フェイバーとフライ級に落としたベナビデスに敗れている。どちらもトップランカーではあるが、すぐにタイトル挑戦というほどの実績はない。フライ級新設でやや層が薄くなっていることもあり、日本人選手にとっては狙い目か。
ともに一本・KO決着率が高く、フィニッシュ力を持った選手同士。
緊張感のある打撃戦。ピケットがパンチでじわじわ出ていくが、ワインランドのカウンターをもらい膝をつく。すぐに立つが、ヒット率ではワインランドが上。それでも頭を振りながら出ていくピケットだが、右フックが入ってまた手をつく。タックルに入るピケット。切られる。プレッシャーをかけ続けるピケット。しかしパンチがヒットしているのはワインランド。ホーン。1Rはワインランド。
2R。まだまだ出ていくピケット。ワインランドの右がよくヒットしている。優勢だがワインランドは距離を取って倒しに行かない。倒し合いにならないためブーイングが飛ぶ。リーチ差を活かし、距離を取ってパンチ・ヒジを打っていくワインランド。出ていくピケットだがカウンターをもらいホーン。2Rもワインランド。
3R。出てくるピケットをいなすワインランド。ピケット、攻める姿勢は買うが、1Rからずっと同じ攻め方で芸がない。判定で勝っていると思っているワインランドはさらにセーフティドライブ。自分の距離をキープしてパンチを入れていく。残り2分。展開変わらず。ひたすら前に出るピケットだが距離を取られる。そのままタイムアップ。両手を上げるピケット。さすがにそれはない…。
判定30-27ワインランド、29-28ピケット、30-27ワインランド。スプリットでワインランド勝利。3Rはまあピケットもあるかと思ったが、割れるとは思わなかった。前に出続けたことが評価されたのか?