ミドル級。
昨年のTUFブラジル決勝を怪我で棄権したサラフィアンが地元とはいえいきなりのコ・メインデビュー。相手はTUF7準優勝のド中堅ファイターダラウェイ。前回はメイヘムと対戦し、判定勝ちでリリースに追い込んだ。UFC戦績6勝4敗。
岩のように太い上半身をしているサラフィアン。まずは打撃戦。パンチで出ていくサラフィアン。会場沸くが特にヒットはしていない。ダラウェイは野球のピッチングのような大振りのフックを放つが当然ヒットしない。リーチで勝るダラウェイが距離を詰めていく展開。左右のフックを振り回したサラフィアン。ヒットして下になるダラウェイ。タックルで凌ごうとするが、振りほどくサラフィアン。また打撃戦。ステップを踏みつつパンチで飛び込んでいくサラフィアン。1R終了。
1Rはサラフィアン。
また打撃戦。サラフィアン、不恰好なカポエイラキックを見せるがヒットせず。組み付いて金網に押し込んだが離れた。サラフィアンの大振りの右フックがヒット。すぐに組み付いてテイクダウンを狙ったが倒せず。性懲りもなくまたカポエイラキック。仮にクリーンヒットしたとしてもダメージはなさそう。ダラウェイ、これといってダメージはないが手数が少ない。お見合いで両者手が出ない。サラフィアンのタックルにダラウェイのアッパーがカウンターでヒット！バックに回ったダラウェイがパウンド連打！逃げられないサラフィアン。しかしホーンに救われる。
2Rはダラウェイ。もう少し時間があったらやばかった。
3R。さすがに少し動きが落ちているサラフィアン。ガードも下がっている。ジャブを突いていく。右フックがヒットするが、構わず右を打ち返すダラウェイ。ダラウェイのパンチが入り、サラフィアン後退。ダブルレッグでテイクダウン。フルマウント。亀になって立ち上がったサラフィアンだがまたテイクダウンされてバックを取られる。ダラウェイも口が開いていて苦しそう。あっさりマウント。しかしハーフから足を狙った所で逆に上を取られる。マウントからバックについたサラフィアン。しかしダラウェイ反転して上を取り返す。潜って脱出したサラフィアン。タックルに来たダラウェイにパウンド。ホーン。
会場は最後にサラフィアンが盛り返したことで湧いていたが、3Rはダラウェイだと思う。Sherdogも三者29-28でダラウェイ勝利というジャッジ。
割れるか…。29-28、28-29、29-28のスプリットでダラウェイ勝利。
一人空気を読もうとしたジャッジがいたが、妥当なジャッジになって良かった。しかし会場は大ブーイング。
ブラジルでは人気があるサラフィアンだが、中堅のダラウェイ相手にこの内容では今後は厳しい。ブラジル大会限定で盛り上げ役として使うならいいかもしれないが。
